解決済み
クボタ一択。「優秀」という意味がわからないですが、企業として優秀、ということでしたら、財務内容も、お隣さん企業のコマツの純利益率を抜いてしまいました。コマツも技術力が高く、優良企業と言われてきました。 クボタは、おとといそこに追い打ちをかけるように、在庫管理を厳しくする、というIRを出したので、昨日はそれがさらに純利益率に貢献すると市場が踏んだのでしょう。株価がパーパー上がってました。 ちなみに、東日本大震災のとき、製造業は部品工場などが被災し、製造がストップして世界中の企業に影響を与えましたが、クボタはほぼ正常運転。なぜか。在庫管理がいい加減で部品が不足していなかった(笑)と私は踏んでいます。 クボタは、海外比率がすでに50%を超えていおり、現在はフランスのダンケルク工場が稼働し始めました。クボタ初の(ということは日本初の)大型トラクター工場で、この欧州進出のベースになっているのが、超円高のころの1ドル80円台のときに買収したノルウエーの企業です。記憶では800億円ぐらいです。その後125円まで為替が動いたことを考えると、前社長はいい決断をなさいましたね。安い買い物でした。これはクボタの悲願というか野望というか、そのための企業買収です。 ダンケルクというのは、ドーバー海峡に近い、臨海型の新興工業地域で、欧州はもちろん米国輸出が可能で、立ち上がり2000台の行先がもう決まってしまたぐらいの好調ぶり。ただ、クボタ全体からみれば、その売上は大きいものではないので、利益構造を変えるほどではありません。 クボタがダンケルクに進出したことは、日本の農機メーカーにとって大きな意味があります。つまり東南アジアを中心とした米作農機企業から、小麦を中心とした大型農機企業へシフトする、ということです。これでやっとディアの後ろが見えてきたわけです。コマツがキャタピラー社を追いかけているのと同じ構図です。主戦場を大型農機に移せば、ディアとガチンコ勝負が可能になりますし、現時点で、こうした投資を行なえる国内農機メーカーはクボタのみです。そういう意味で「優秀」なのですね。企業買収して、新規に工場を建築して稼働させるために1千億近いカネが動いたと思います。 クボタはもともと鋳鉄管作っていた水道管屋なんですよね。ですが、コマツやクボタになりますと、国内メーカーと比較してどうのこうの、という話じゃないです。世界シェアを取りに行っている企業ですから、就活でいいますと、クボタかヤンマーか、という選択でなく、クボタかコマツか、という選択になっちゃいます。 自社でエンジンも作れずクボタから買うイセキなど、もう、お話になりません。クボタを儲けさせているだけだろう?のような。クボタにしてみれば、イセキが売れれば嬉しい、という構造じゃないですかね?イセキの利益率が悪いのはこういうこともあるのではないでしょうか? ちなみにクボタで一番利益を稼ぐのが、なにあろう、ディーゼルエンジンです。ヤマハ発動機一社を自社に部門として抱えているのと同じようなものです。なかなか利益出せないのがおそらく水処理。 以上は、わたしの「株屋さん」として把握している雑感ですから、ほぼオバハン私見です。 就職に関しては、クボタは地味~に高学歴好きです。理系なら今は関関同立など入れないですよ。一番多いのが阪大院卒です。リーマンショック後、こうした有名企業じゃないけれども財務のいい企業、利益を出せる企業への学生のシフトが見えてきましたね。どうせ関西企業にいくなら、パナソニックよりいいだろう、とか思います。久保田鉄工の時代からクボタに変え、農機メーカーとして前面に出てきてから、この企業はだんだん良くなりました。食糧高騰の際(リーマンショックちょっと前ぐらいの)こうした食料関係企業に学生の目が向くようになりました。 株屋から見ますと、学生は就活のなかで企業というものをどの程度掘り起こして研究しているのであろうか、と疑問を持ちます。ヤンマーは上場企業ではないので、なかなか分かりずらいですが、国内2位。ここも伝統的にエンジンで有名です。日本のディーゼルエンジンの世界シェアというものは、非常に大きいのです。
なるほど:1
クボタがだれも一番と考えるでしょう。それは会社が大きくて歴史があり、世界で商売をしている立派な実績があるからです。 分野的には、少し偏りがありますが、やまびこもすばらしい優秀な会社です。
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