業種にもよりますが、実際に自分で汗水流して苦労して何かを作り出す、顧客によいサービスを提供する現場を体験するためでしょう。 コンサル業界は花形といわれていますが、悪く言えば「口先だけの商売」ともいえます。 集めてきた資料などを提示して「ああすれば? こうすれば?」と助言をするのが仕事です。その結果、助言した会社がどうなろうが何の責任もありませんし、失敗しても何の不利益もこうむりません。 しかもコンサルのほとんどが高学歴で、海外の大学などでMBAを取得したりしてきていますがそれはあくまで「書物の上での知識」でいい成績を収めてきただけであって、現場で培った知恵やノウハウではないのです。 コンサルタントに相談する会社もその辺はよく知っていて、相談する前に実はすでに結論が出ていることが多いのです。 「AプランとBプランがあって、ほとんどAプランで決まりかけているんだけど反対もいるし、お墨付きがほしい」 というときに、高学歴エリートコンサルが 「それならばAプランがいいでしょう! なぜなら、こういう理由で~」 と膨大なデータとともに背中を押してくれると、相談した会社も 「ほら、あんなに高給取りで世間的に成功している偉いコンサルの先生が言ってるんだから間違いない! データも提示してもらったし、Aプランで行こう!」 と社内を説得できますし反対も黙らせることができるため、多額の報酬も払うのです。 コンサル業界で働いている真面目な人は、ふと空しくなることがあるようです。 「俺は何も作り出してないじゃないか」、「情報を右から左へ流すだけの虚業だ」などと。 彼らは高給取りですが、所詮は机上の空論と捉える人もいて、 「現場を無視したプランだったかもしれない。やはり現場を知らないと」 などと妙な生真面目さを発揮して実際に実業の体験したくなるコンサルもいるようです。 その上で現場でも実績を上げ、ノウハウや人脈をつかんでからさらにコンサルとして成長して帰ってくる人もいるみたいですし、そのままその業界を気に入って起業する人もいるらしいとのことですね。 いずれにしろ、どの業界においても幅広い視野を身につけたいと考えてのことでしょう。
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