ちょっと違います。 軍人恩給は長期間(10数年以上)軍に在籍した者がもらえる恩給ですが、 当時と後世ではもちろん貨幣価値が違うので、貨幣価値の変動に合わせて「今当時の階級ならどれくらいの給与だったか」を再計算して毎年の恩給受給額に反映させる必要があります。 この額を「仮定俸給年額」といい、現代では大将ならば833万円、兵ならば147万円というふうに「今ならこれくらいの給与に相当」という額がまず算定されます。社労士さんがおっしゃっているのはこの額の事だと思います。 そして勘違いがあるのは次の点で、この金額を恩給としてそのまま支給するのではなく、この金額を「基準として」支払う年金がいくらになるかを決めた。ということです。当たり前ですが現役の給料を退職してもそのまま払うなんてことはありませんよね。 具体的には 仮定俸給年額 ×{50/150 + 1/150 ×(在職年 - 最短恩給年限)} となり、たとえば在籍35年の大将の場合は 833万円x(50/150+1/150x(35-13))=833万円x72/150= ≒400万円となり、大将は今生きていれば(もちろんもう生きている人はいませんが)年金年額400万円もらえるという話です。 戦時の1000万なんてのは今なら数十億円の価値になるわけで、もちろんそんなにもらえたりはしません。当時の給料は大将でも年俸6600円。多少の手当てはありましたが1万円いくことはありません。上記の400万円の恩給も戦後恩給制度の復活後貨幣価値の変動に合わせて上昇していったもので、昔はもっと少ない額でした。
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「年額1000万円ちかくもらえたそうですが」? ひと桁間違っていますね。 軍人恩給は「年額113万2700円(月額約9万円)」ですよ。 ただし戦争で障害者になった人なら 「年額185万3000円(月額約15.5万円)~年額572万3000円(47.7万円)」ですね。
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