大学教員への道のりについて 質問、というより相談という形になりますが 私は現在4学年で、ある大学の医療学部に所属…

Question

大学教員への道のりについて

質問、というより相談という形になりますが
私は現在4学年で、ある大学の医療学部に所属しています。いずれは教育者として、大学に努める事ができればと考えています。

今年の内部院入試は落ちました。負け惜しみと捉えられても仕方ないのですが、はっきり言って試験が行われる以前から入学への迷いが多くあり、その状態で試験を受けたため、筆記も面接もボロが物凄く出ました。

そこで改めて、研究をしている自分が輝いて見えていた事とやってれば教員になれるのではと浅はかに考えていた事を自覚しました。

しかし、現在も教員になる事は目指しています。以前とは違い、教員になるための手順を自分なりに考えてみることにしました。

1.
３年ないし5年程臨床経験を重ね、余分な時間で英語を学び、ある程度稼いだ状態から再度、入試に挑み顔見知りの教員の元で研究を行う。

2.
浪人もしくは、研究生として在学する.

3.(教員を諦める)
臨床の経験を積み、海外へ出て途上国に対し、技術を広めるなどして、貢献できる事を模索する。

その他いくらかアドバイスがあれば非常に嬉しいです。

ちなみに、これは質問なのですが。
大学院現役合格の修士、博士と臨床を積んだ後の修士、博士ならどちらが有利だと考えますか？

Answer 1

どうでもいいから博士号取りなさい。すべてはそれからです。研究生やって来年院試を受け直すならそれも結構でしょう。

なお臨床経験は、それが研究に直結しているなら意味ありますが、そうでなければ無意味です。教員が顔見知りとかまるで関係ありません。こういう選択肢を発想すること自体、なにか大きな勘違いしているのではないかと心配になります。念の為。

Answer 2

文系が答えて申し訳ないんですが…
理系はまた違うとは思うんですけど、文系の私の専門分野では、まず博士課程で課程博士を目指し、
博士号を引っさげての就職活動。で、どこかの大学の助教か非常勤講師になりとりあえず授業を担当。
うまくいけば専任講師からの准教授へというパターンです。
修士では文系では学問分野での就職はまずできないんですが、理系は違うのかな？

Answer 3

まず、教員は充足、というより余っています。
不足しているのは、医師。
私の学部では、医師だけは優遇されます。教員の給与では、バカバカしいのでしょう。他にも、医師が担当する科目の学部もあるようです。

教員になるには、論文を書くこと。審査の第一歩で、論文の審査があります。論文は、内容より「数」。数が多いと、どうしても「頑張っている」と言う評価になります。分野が違うと、分からないからです。近い分野の教員が中心となって審査しますが、近いだけでは正当な評価は無理。自ずと、質より数になります。

コネも重要。最近は、公募が増えましたが、実際は公募時に決まっていることもあります。コネがないと、公募があることの声さえかからないかも。
コネの第一は、有名な研究室、有名な教授につくこと。ただ、有名な人は、人格に問題があるかも。なんせ、奇人・変人の集団ですから。徒弟制度ですから、辛抱できるかどうか。特に、医系の学部では、その傾向は大、です。
学会で質問して、「目立つ」ことも有効です。外国人は、学会で質問して売り込みが普通です。院の入試対策としても役立つかも。

>いずれは教育者として、大学に努める事ができれば
ご質問からは、教員の現実を理解されているのか、疑問をもちます。
潰れるか潰れないか、境目の大学にいます。教えたいことは、ほとんど分かってくれません。『教育とは』『給料に見合った教育が…』、そして『ボッタクリ』と、自問の毎日です。
日本の大学は、「習う」ことはできても「学ぶ」ことはできない。学ぶことのできる大学、学生はほんの一握り。そんな業界です。教科書を読むだけでも、「教育」と居直れるトンデモナイ仕事です。
家内に「辞めたい」と言うと、「辞めてどうするの」と訊かれ、「ブラブラしたい」と返事をすると「ブラブラするなら、学校へ行け」と言われて、反論できません(笑)。