社会人をやりながら26年予備試験合格と27年司法試験本試験300番台で合格した者です。 予備試験経由で司法試験を目指す方を心から応援しております。 まず、ロースクールに行かなくても予備試験には合格できます。間違いありません。 まずは、短答を確実にクリアしてください。 短答さえクリアすれば、合格率20パーセントの試験にすぎません。 また、短答対策で身に付けた知識は、論文、口述、司法試験、いずれにも有意義かつ不可欠のものとなります。 ところで、テキストですよね。 はっきりいって、予備試験であれば、予備校のテキストと(論文は)旧試験過去問で十分です。予備校のテキストに、基本書や演習書の情報を加筆していく形で一元的に管理するのが最も効率よいと思います。基本書は基本的に読まなくてもOKです。なぜなら、演習書や判例集を読めば基本理念についての確認が記載されていますから。(もちろん読んでもよいですが、一元ノートにすることはお勧めしません。) 短答は、どの予備校のテキストでも問題ありません。とにかく、基本書とか伊藤塾のシケタイに載っている基本原理と判例六法に載っている条文、判例を完璧に近付けてください。特に後者が重要です。作業としてはつまらないものですが、必要なものです。 論文対策は、過去問と、旧司法試験の過去問が重宝できます。とくに後者が重要です。その点、平成二桁代の旧司法試験の過去問を掲載しているレックの論文の森は重宝できます。 その他にもいろいろといいものがありますが、めちゃくちゃよくて重宝したのに、なぜか、他のウェブページではあまりとりあげられていないものを記載します。 本屋で手にとってみてください。是非購入をお勧めします。 ①演習行政法 → 比較的新しい本です。解説が充実しており、双方の立場からの記載があります。これを読むと、どちらの立場からの記載方法も身につけることができます。また、救済法の解説が充実しており、「そういうことだったのか」と目からうろこです。 ②会社法判例インデックス → 事例が複雑な会社法の判例が事例と判事がコンパクトにまとまっていること、解説が簡素だが適切で非常に有意義です ③刑法演習ノート21問 → かゆいところに手が届くというか、よくありそうだけど典型でない事例で、処理の仕方を例示してくれている超使い勝手のいい本。予備試験だけでなく、司法試験でもものすごい重宝しました。 ④刑事訴訟法判例ノート → とにかく、事例、判旨が必要十分で記載されている。解説がめちゃくちゃいい。とにかく、お勧めします。結局、この本をとにかく確実に正確に覚えるということに刑事訴訟法の勉強は腐心しました。 ⑤事例演習刑事訴訟法 → みんなお勧め 確かによかったけど、予備試験ではなくてもOK ⑥法律実務基礎ハンドブック(辰巳)民事・刑事 → 要件事実についての記載の平易かつ見やすく記載してある。刑事の事実認定の記載は圧巻。 ちなみに、百選は使わない方がいいと思います。結局、さまざまな科目で百選を使ってきましたが、最後は行政法と民訴のみ使っていました。その民訴も予備試験、司法試験ともにほとんど役にたっていません。もっと平易な判例の解説本の方が合理的と思います。
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