解決済み
【簿記3級】期首における繰越商品の扱いについて決算時(期末)において期末商品棚卸高を仕入から繰越商品に振り返るのは分かるのですが、繰越商品を仕入にもどすタイミングがなぜ期首でなく期末なのか分かりません。 128回の第3問(前期12/31に作成した繰越商品試算表と翌年1月中の取引から、翌年1/31の残高試算表を作成)で、繰越商品試算表にある繰越商品科目が翌期の残高試算表にそのまま残っていることに疑問を感じています。 1月中の仕入より売上原価が上回れば繰越商品を減らないといけないでしょうし、そうでなくとも古い在庫から販売するのですから期首において繰越商品を仕入に戻したほうが実態に沿うと思うんです。 なにか誤解している部分があるのかもしれません。よろしくお願いいたします。
正:繰越商品試算表 誤:繰越試算表
1,467閲覧
簿記3級のレベルを超える説明になります。 期首で繰越商品を仕入に戻すと、期中に試算表を作成する際に、その時点での商品残高を評価・算出する手間がかかります。 そもそも期末商品の金額の評価方法が一つではないという事もあります。 質問者さんのおっしゃる通り通常は古い商品から売っていき在庫は一番最近に仕入れた商品が残っていると考えるでしょう。 これを先入先出法と言います。 一方で後から仕入れた商品から売っていったと仮定して算出する後入先出法。 他にも最終仕入原価法や売価還元法といった期末商品の評価方法があります。 そして、これらはあくまでも帳簿上の金額を算出する為の方法です。 実際には売り物にならなくなり廃棄したり、破損していたり、紛失したりする場合がある為、実際に棚卸を実施し実際の数量を数えます。 帳簿上の数量と実際の数量との差額が減耗などと呼ばれます。 実際に期末商品の金額を算出するのには、すごい手間がかかります。 なので、毎月の商品残高が大きく変動しない会社では月次試算表を作成する際にこれらの手続きを省略し、年に一回決算の時だけ行う会社も多いのです。 簿記3級はごく基本的な事しか学びませんので、期首商品と期末商品を洗替えし、当期に売れた商品の仕入原価を算出するといった処理をするという知識だけで済ませます。
売上原価の理屈が分かっておられると感じました。 売上原価を導くための仕訳は 仕入/繰越商品 繰越商品/仕入 ですね。 これは決算整理仕訳というもので決算日、つまり期末に行う仕訳となります。 1/31は期中なので決算整理仕訳がされず、結果期首の繰越商品がそのままになっています。
3分法による決算整理と勘定締切りの方法は純額法と総額法の二通りあるのです。 純額法の場合。 ①前期繰越高を仕入勘定に振替える (仕入)××××(繰越商品)×××× ②期末商品繰越高を仕入勘定から控除し、繰越商品勘定に振替える (繰越商品) ××××(仕入)×××× ③売上原価(仕入勘定残高)を売上勘定に振替える (売上) ××××(仕入)×××× ④売買益(売上勘定残高)を損益勘定に振替える (売上)××××(損益)×××× 金額が入らないと理解することは難しいかもしれません。簿記3級でも質問が概念だけでは難解なのです。
< 質問に関する求人 >
求人の検索結果を見る
< 平日勤務で週末はリフレッシュしたい人におすすめ >
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
求人の検索結果を見る