今高校１年生の女子です。 将来作業療法士になりたいと思っています。 高齢者の人とか子供とか、人とお話したり関…

Question

今高校１年生の女子です。

将来作業療法士になりたいと思っています。

高齢者の人とか子供とか、人とお話したり関わるのが好きで。

中学生の時に職業体験で病院に行った時に作業療法士さんを見て患者さんといっしょにすごく楽しそうにお仕事をしていてとても素敵なお仕事だと思いなりたいと思いました。

作業療法士というのは海外との交流などってありますか？先進国の貧しい人たちを助けたいとおもっているんです。そして、具体的な作業療法士の仕事内容を教えてください。お願いします！！

Answer 1

なるほど。
ふむ、どこからお話ししましょうか。

思いきりざっくりとした分け方ですが、作業療法士(以下OT)の仕事は4種類あります。

１．精神疾患や認知症の患者さんへのリハビリ
２．発達障害などを抱えた小児の患者さんへのリハビリ
３．整形外科など成人分野の機能回復
４．高齢者(介護分野)へのリハビリ

いずれも、作業療法士免許を取得した人の仕事です。
しかし、一人の作業療法士があらゆる分野を担当することはありません。
自分の専門分野を持ち、その領域で活躍していきます。

OTの海外協力についてです。
この方法しかないワケではありませんが、まずは青年海外協力隊(以下JICA)を目指すのが一番でしょう。
もうちょい言うと、JICAに選ばれるくらいの能力があれば、他の場所でも十分に活躍できます。
詳しくは「作業療法士 青年海外協力隊」で検索してください。

学校を卒業して、OTの免許を取得してからの就職先にJICAはありません。
下記(JICAのHPより)にある通り、病院などで作業療法士として十分な知識と経験、技術を身に着けた人が、JICAの隊員として海外に派遣されます。

http://www.jocv-info.jica.go.jp/jv/index.php?m=Info&yID=JL02715A26
免許(作業療法士) 大卒(保健医療) 小児リハビリの実務経験3年以上

さて、どんなOTがJICAに採用され、海外に派遣されるか。
一言で言ってしまえば、優秀なOTです。
OTの免許そのものに大卒と専門卒の違いはありません。しかし、将来、JICA等の海外で活躍することを考えると、大学を卒業しておくことをおススメします。
また、優秀なOTになれるかどうかは、優秀な病院で働けるかどうかによって半分は決まります。
OTの免許を取って5年くらいは「修行」と思って肉体的にも精神的にもキツイ業務をこなさなければなりません。

当然、OTとしての技術だけではなく、語学やコミュニケーション能力(外国語ができることと、外国語でコミュニケーションが取れることは全くのベツモノです)、豊かな人間性、体力と精神力が必要になります。

OTとして海外で働くことは決して楽な道ではありません。
まずは、自分自身に力をつけなければなりませんし、加えて、選抜は厳しいものになります。

さて、長々と、少し脅かすようなことも書いてしまいましたが。
日本国内はもちろん、海外でも、OTのリハビリを必要とひている人はまだまだいます。
そして、「海外でも活躍できるOT」と「世の中に必要とされる優秀なOT」は、ほぼほぼイコールです。
あなたが夢をかなえられるよう、陰ながら応援しております。

Answer 2

作業療法士の仕事については
日本作業療法士協会のホームページを参考にして下さい。

http://www.jaot.or.jp/

日本のリハビリテーションの歴史は浅く、
元々、アメリカの医療を日本に導入し
質問者様のおばあちゃん世代の人たちが
外国人の先生に学んだところから始まります。

アジア諸国やアメリカとの職業団体同士の交流や
国際学会への参加もあります。

残念ながら作業療法士免許は日本国内のみのものですが、
海外青年協力隊員として
日本のリハビリテーションを
外国に伝えている作業療法士もたくさんいます。

ゆめを持って進路をえらんで下さい。