解決済み
大蔵省は成績良い順で入省すると、法学部卒業者が多くを占めましたが、法学部卒業者の人びとは経済学というものは勉強するのでしょうか?学校で勉強する経済学はあまり役に立たないから勉強しなくて良いのでしょうか?在学中に司法試験をパス(箔をつける?)人びとはわりかしいたようですが、たとえば黒田日銀総裁もそうですし、黒田総裁は確か法哲学の碧海純一教授に師事していたようです。法哲学と国際金融の組合せは素人にはおもしろくうつります。カール・ポパーは国際経済の見方に影響するでしょうか。それはともかくとして、アメリカの大学院などに留学をすれば経済学の素養は問題ないでしょうか。
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よく「大蔵官僚は法学部出ばかりで、経済学を理解していないからけしからん」ということをいう人がいるのですが、これはやや不正確です。 確かに東大法学部では、それほど経済学の教育が充実しているわけではありません。以前だと近代経済学(つまりマクロ・ミクロ)と経済学原理(マル経)の授業を受ける人が比較的多かったと思いますが、その程度です。他に財政学や金融論の授業はありますが、あとは公務員試験のために勉強するくらいでしょう。 ただ、だからといって大蔵省なり財務省の人たちに経済学の素養がないというわけではなく、入省して数年たつと理論研修というのがあり、かなり本格的な、大学院修士レベルの経済学の勉強をすることになります。また研修の代わりに、もしくは研修を終えた後に、海外留学などで経済学を学ぶ人も多いですし、博士号までとる人もいます。ですから、大蔵省の人たちは、単に経済学部を出ただけ人よりは、ずっと経済学に通じているのが普通です。また、最近では経済学部の出身者の採用もかなり多くなっています。 黒田さんはポパーの論文の翻訳などもやっていてかなり本格的なのですが、それがどう影響しているかはなんとも言えません。金融界でポパーといえば、むしろジョージ・ソロスを思い出しますが。
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