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溶接の垂下特性と定電圧特性の特徴をわかりやすく教えてください。

溶接の垂下特性と定電圧特性の特徴をわかりやすく教えてください。なかなか理解できません。

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回答(2件)

  • 「なかなか理解できません」とは特性図のことですか? 垂下特性は設定した「電流値以上に電流が流れようとしたら電圧が下がる」ようにしてある電源装置(溶接機)の特性。 定電圧特性は「電流が増加しても電圧は一定のまま」の電源装置(溶接機)の特性。 でもご質問は単なる特性のことではなく「垂下特性電源による溶接」と「定電圧特性電源による溶接」の特徴ではありませんか? 定電圧特性による溶接は、炭酸ガス半自動に代表される「細いワイヤ」を使う溶接に使われ「定電圧特性の電源」と「定速でワイヤを送る送給装置」がセットになっています。 この溶接法は細いワイヤに大電流を流して「高い電流密度」にすることが条件で、電源から出力される電圧とワイヤの送給量のバランスがとれたら「ジャー」と連続したアークが発生します。 トーチ高さを一定に保つだけで溶接できますから、比較的簡単な溶接法だと言えます。 垂下特性による溶接は太いワイヤ(太い溶接棒)を使う溶接です。 「ブーン」と安定したアークが持続する特性ですが、ひたすら「ブーン」とアーク放電するだけですので、常にアーク長を監視してワイヤが溶けてアーク長が長くなったら早く送給し、アーク長が短くなりすぎたらワイヤの送りを遅くして溶けるのを待ちます。 定電圧特性・定速送給の溶接は概ね2mm以下のワイヤを使う溶接法であり、垂下特性・変速送給の溶接は概ね2.4mm以上のワイヤを使う溶接法です。

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