お疲れ様です。ミスター高圧ガスと申します。 都市ガスを供給する場合は、ガス事業法という法令の適用を受けます。 ガス事業法において「事業場ごとにガス工作物の工事、 維持及び運用に関する保安の監督者」として「ガス主任技術者」を選任させなければならないとされています。このガス主任技術者の選任要件としては、「ガス主任技術者免状(甲種、乙種、丙種)の交付を受けている者であって、経済産業省令で定める実務経験を有する者」とされています。 このガス主任技術者免状は、ガス事業法第34条に規定しているガス主任者試験に合格した者等でなければ交付を受けることが出来ないとされています。 質問者さんの質問されている「高圧ガス製造保安責任者免状」については、ガス事業法ではなく高圧ガス保安法に規定されている資格です。 一般的には都市ガス会社が高圧ガス保安法の適用をうけることは、ほとんどありません。適用を受ける場合としては、都市ガス会社が、天然ガススタンドや圧縮水素スタンドを運営する場合にガス事業法ではなく高圧ガス保安法の適用を受けます。この場合は高圧ガス製造保安責任者免状を有する者の選任が必要になってきますが、ケース的には少ないでしょう。 以上を踏まえた上で回答します。 Q1:化学甲(乙)種 ・機 械甲(乙)種の2種類があります。どちらを受けるのがいいと思いますか? A1:「機械」と「化学」では合格した場合の取扱いについてはほとんど差がないので、得意な方で受験されればいいかなと思います。 Q2:また甲種と乙種では合格率があまり変わらないようですが難易度はあまりかわらないのですか? A2:合格率が変わらないので、難易度が変わらないという考え方は間違っています。難易度については明らかに乙種よりも甲種の方が難しいです。難易度が違うにもかかわらず、合格率があまり変わらないのは、受験する層の違いです。甲種化学、甲種機械の受験者の大半は、理系の大卒者です。高卒者が受験する場合もありますが、現場での相当な経験を積んでからの受験が大半です。現役の大学生や高校生が受験するような資格試験ではありません。特に受験科目(法令、学識、保安管理技術)のうち学識については、記述式の問題が出題されますのでわからなければ白紙解答です。 これに比べて乙種化学、乙種機械の受験者は、文系の大卒者、工業高校系の卒業者などが中心です。受験科目は甲種と同じく法令、学識、保安管理技術の3科目です。問題は全てマークシートであり、甲種に比べると難易度も幾分か下がります。 一概に比較は出来ませんが、「危険物取扱者試験・甲種」と「高圧ガス製造保安責任者試験・丙種化学(特別)」あたりがレベル的に近いような感じがします。
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