大手企業が仕事をする上で公務員よりイイと思う点はどこですか？

Question

大手企業が仕事をする上で公務員よりイイと思う点はどこですか？

Answer 1

質問文の中の表現で、あえて「大手」企業としたのは、公務員と同じような「安定性」のイメージがあるからでしょうか？だとしたら、安定性以外の面で回答するほうがいいのかな？

私は、両親・祖父が公務員という家庭で育ちましたが、一般企業就職を選びました。ちいさい頃から、公務員の安定性、男女差別の無し、福利厚生の良さなどを理由に、家では公務員を勧められてきました。

ですが、公務員の職場を想像した時、実はあまりいいイメージがありませんでした。例えば、両親が教師だったので、公立小中学校をイメージすると、配属されても職場にはきっと同期も若い人も少なく（自分の小中は中高齢ばかりだった）、若い自分には魅力が感じられなかった。
市役所を見ると、窓口に対応の悪い職員がいて、「こんな風でも安定だけはしてるのか・・」と思ったり。社会にでてからも、「お役所」関係の客先を観察すると、「ルールや決まり事」を重視して、自らの範疇以上の判断をしない、できない。上位下達、年功序列など、ひと昔前の職場風土を感じたりして、感覚にあわないと思った。
色々社会を知ると、省庁勤務の国家公務員などは、本当の優秀層で、「公僕」として身を粉にして社会に尽くす人々もいるから、若い頃の私の考えは無知と偏見なのだなと思うタイミングもあるのだけれど、若い頃の私にはわからなかった。

一般企業に就職するとしたら、望む職場風土や企業の方向性、報酬面など、色々検討できて、自分に合ったところを選べるのがメリット。
私は個人的には、成果主義・実力主義だから、最終的には、若い頃からバリバリ仕事を任せてもらえて、やったぶんだけ報酬も上がって、年齢層の若い伸び盛りの会社に入社しました。仕事上でも数百社の顧客企業を見たから、本当に「社風」って色々。大事なのは、自分がどういうスタンスで働きたくて、どんな環境なら適合するのかよく見て選ぶことじゃないかと思う。ただし、利潤を追求することや、顧客にとって必要とされる存在でいることに視点の無い人は、大成しないかな。

公務員は、皆が安定性をまず口にするけれど、真に「公僕」として「社会に尽くす」ということを真摯に考えられる人に応募してほしいのが本音ですね。
消防士さんや警察官その他、奉仕系の職種や教員だと志望動機が割と分かりやすいんだけど、「事務方」に限って言うと、「あえてなぜ公務員を選択するのか」ということは、個々人色々考えて欲しいと思う。