芸能人について

Question

芸能人について私は学生のころ、芸能人をどこかで馬鹿にしていました。
勉強ができなくて、外見やしゃべりやはったりや喧嘩が強いだけで生きてる感じがしたからです。

しかし社会に出て見方が変わりました。
芸能人はCMに出たり経済効果をもたらすし、
大企業の社員ではないですが、看板になっています。
なにしろ（大物になれば）収入が違います。

やっぱり、いい大学出ていい会社に入るだけが成功ではないのですね。
もちろん、芸能界で成功するのは一握りですし、
いい大学出ていなくてもお金の面、心の豊かさの面で成功している人は
いっぱいいると思います。

こんな私にさらに考え方の変わる言葉をください。

Answer 1

まず、「いい大学出ていい会社に入る」ことは何ら成功の段階にはない、ですよね。

結婚式をゴールインと呼べないのと同じ理屈で、
その段階から、どう自分を磨いて成功に結びつけたかのプロセスが大事ですので。

芸能界における成功にも通ずるところがあり、
収入が多いのに借金もけた外れに多い大物級が少なからず存在したりします。
金銭感覚面のネジが弾けていることのほか、こうした大物は接待をされる側でなく、
絶えず業界関係者を接待して回れる心配りがあることが特筆されます。

一方、無名で地方回りに明け暮れる芸能人であっても、
実力派であれば行く先々で接待を受けて実入りがあるので、
むしろ大ブレイクしてしまうと接待をする側に回って実入りが減るという理由から、
我が身のブレイクを必要としていない人が、処世術的にはむしろ賢者です。

もっとも、ブレイクしてから先も強い人は、心が豊かだからこそ柔軟に対応できるし、
何よりも無名時代の良さと大変さの両方を知り尽くしているに違いないです。

…といったことから、常に露出度の高い芸能人は成功しているに違いないけれども、
一般大衆の人気とは、多くは関係者の誘導操作によって浮き沈みが生じていますので、
関係者への接待が上手であることは、往々に芸そのものよりも重要に要求されていたりして、
人気の浮き沈みが激しいタイプの芸能人は、そうした接待が上手でないと断じて過言ではないでしょう。

芸能人になりたくてなりたくてしょうがない人は、昔はそれで成功したけれど、
いまの時代、そういう情熱だけでは成功していけない真の事情とはまさに・・・