>その期間を終えるとどれくらいの割合で教授になれるものなのでしょうか。 こういう質問をされるということは、「気になる人」は大学教員志望ということでしょうか? たとえば博士号を得て「研究職」を目指すにしても、民間企業の研究職とか公的機関の研究職とか、いろんな道があります。 けれども、その中でも「大学教員」志望ということで良いでしょうか? 「どれくらいの割合で教授になれるものでしょうか?」という質問の解釈に、正直戸惑っています。 つまり、あなたが、「気になる人」の将来について ① 大学教員になれるのは当たり前 (博士号を得た後、大学教員の『最下位の職位』である「助教」になれるのは当たり前) だと思っていて、あなたにとって頭を悩ませる問題は、「数十年後に教授にまで出世できるかどうか?」である。 数十年後に教授になれる割合を知りたい。 ②うっかり「教授」という言葉を使っただけで、「博士号を得た人のうち、大学教員になれる人の割合はどれくらいか?」を知りたい。 このどちらの意味なのだろうか? と。 もしも①であるならば、あなたにとっては下記は愉快な話ではないからです。 東京大学の大学院生さんなら、たいへん優秀な方だと思いますが、だからといって博士号を得た人たちが、「みんなどこかの大学で翌年度から助教になれる」なんてことはありません。 教授を感服させ、将来を期待されている天才・秀才だろうと、ポストに空席がなければ、その人をその地位につけることはできません。 博士号を得た後、博士研究員 (俗にポスドクと呼ばれる) としてどこかの大学や公的研究機関で働きつつ、どこかの大学で助教になれるチャンスを窺うのが一般的な人生のルートです。 博士研究員と一口に言っても年収も待遇も様々なのですが、経済的には「不安定な状況」であることが多いです。 博士研究員の年収は、上述のごとく幅があるのですが、低い人の場合は300万円、300万円未満であることも。 何年待てば、その不安定な状況から脱出できるかは不明です。 ごくふつうの国公立大学大学院出身であるけれども、1年や3年で博士研究員の生活 (身分) から脱出できる人もいますし、 東京大学や京都大学の大学院で博士号を得た人であっても、5年や6年、あるいはそれ以上の年月、博士研究員として働いている人も存在するはずです。 少なくとも、京都大学大学院出身で、そういう人は何人か知っています。 大学教員になった後の年収の話ですが、 ものすごく大雑把に知るための方法として…Googleで 『国立大学教員の平均年収ランキング (平成23年度) 』 という言葉で検索してみてください。 複数の国立大学の、複数の職位 (教授・准教授・講師・助教・助手) の平均年収が掲載されています。 「助手」は厳密には「大学教員」ではありませんし、博士号を得たのなら、その人はまず「助教」を目指すはずですが、ともかくこのホームページは 参考になると思います。 一般的には、大学教員 (+ 助手) の給料は 私立大学 > 国公立大学 のようです。 月収、年収ならば私立大学のほうが高いことのほうが多いようです。 (ただし、破産、倒産する可能性が叫ばれているような私立大学は、そうはいかないと思いますが)
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