特定求職者雇用開発助成金（高年齢者雇用開発特別奨励金）について 今度、74歳の方をパートで雇うことになりました。 …

Question

特定求職者雇用開発助成金（高年齢者雇用開発特別奨励金）について

今度、74歳の方をパートで雇うことになりました。
これまでは、家政婦さんをやっていたそうです。上記の概要として
雇入れ日の満年齢が６５歳以上の離職者をハローワーク等の紹介により、１週間の所定労働時間が２０時間以上の労働者として雇い入れる事業主（１年以上継続して雇用することが確実な場合に限る。）に対して、賃金相当額の一部が助成されます。

と載っていましたが、この方は対象となるのでしょうか？
また、雇用保険（対象外？）との兼ね合いなどがあるのでしょうか？

よろしくお願いします。

Answer 1

hfmbg265さんへ

７４歳ですか。いいですね！御社に続く企業がもっと現れれば良いのですが・・・。

さて、ハローワークの紹介により採用となった場合の助成金は、企業及び労働者が負担する雇用保険料が財源となるため、採用後に雇用保険被保険者になることが原則ですが、この助成金のみは特例です。

結論から申し上げれば、受給は可能です。採用時で７４歳ですので、当然被保険者にはなれませんし、給与から雇用保険料の徴収も必要ありませんが、第１期の支給申請時に採用者本人の生年月日を確認する資料（住民票や免許証や後期高齢者保険証等の写し）の提出が必要となります。

中小企業の事業主であれば、週の労働時間が２０時間以上３０時間未満の場合、採用から６か月ごとに３０万円が支給されます。２期制ですので、年間６０万円となります。また、３０時間を超える場合は、各期４５万円の年９０万円となります。

ただし、助成金の支給にはその他の要件があります。御社で労働関係の法令違反や事業主都合による解雇、また労働保険料の滞納、採用する方を過去３年以内に雇用していた等の事実があれば不支給となります。

詳細は、厚生労働省のＨＰでも確認できますので、参照してください。