解決済み
250枚です。メーカーについて質問です。 昨日、貿易関係の仕事について質問した時、メーカーの海外取引について書いてくださった方がいました。無知なせいでしょうが、海外取引と聞いてもあまりピンときません。 しかし、メーカーといっても自動車や食品等様々なものがありますが、扱う物が違うだけで仕事内容はさほど変わらないのでしょうか? 又、できれば仕事の概要を教えてはもらえないでしょうか? よろしくお願いいたします。
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元メーカーの国際物流部にいたものです(商社にもいました)。 今回は、「メーカーの」海外取引について、お答えいたします。すなわち、輸出のみを例に挙げます。(輸入は輸出の逆、商社はメーカーから「国内で」物を買うというワンステップが加わったと考えてください)。 まず、製造業ですから、「扱う物」は、国内でも海外でも一緒です。むしろ、違うのは、「顧客」(買い手)が国内にいるか、海外にいるかということです。 営業が顧客の注文を取ってきて取引条件を決めるのは、国内でも海外でも同じです。支払い条件なども、大きく変わりはないでしょう。ただ、海外では、商習慣も違うため、取引条件の大枠は、インコタームズという符丁のようなもので決めます。 http://www.jetro.go.jp/world/qa/t_basic/04C-070304 次に、主な決済条件(お金を取りっぱぐれないための工夫)は信用状が多く用いられます。 http://www.smbc.co.jp/hojin/international/lc.html これは例として三井住友ですが、これらのように、国内の銀行が現地(輸出先)の銀行からの支払いを約束してくれます。 ここから先が「貿易実務」と言われるものです。ちょっと時間がないので、大急ぎになりますが、ご容赦を。ちなみに、これから、やることと、その期限などは信用状に書いてあるので、それを守って行ないます。 ・まず、輸出物を梱包します(パッキング)。 ・並行して、積載する船や飛行機を予約します(船腹の予約・ブッキング)。 ・通関書類(通関インボイス・パッキングリスト=梱包明細など)を作ります。 (URLを削らなくてはならないのでインボイスについては自分で調べてください。通販などの請求明細のようなものです。品物の確認のほか、顧客への請求のほか、税関は輸出統計にも使います。) ・貨物の梱包が終わったら保税地域へ搬入し、通関書類とあわせて税関に輸出申告します。 ・輸出許可が下りたら船積み(船などに積載)します。B/L、AWBといった船荷証券を受け取ります。 http://www.kwe.co.jp/useful/info/waybill/owb_ex.html ・現地で貨物が受け取れるよう、必要な情報(フライトNo.など)や書類を顧客に送ります。 ・信用状に載っていることが全て終わったら、顧客に請求するための書類と手形を作って銀行に買い取ってもらいます。 なーんて長々と書いてきましたが、1回、eBayなどで物を売ってEMSで送ってみると良いかもしれません。あの伝票がB/Lで、高額でなければインボイスも同じ紙面に記載できたと思います。
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