「広域消防」というのは,地方自治法第二百八十四条等に規定された自治体の一形態である「一部事務組合」というものです。 自治体というのは,基本的にどこの自治体も同じだけの業務をしなければなりません。(政令指定都市や中核市は,一部の都道府県の業務を委任されています)これは地方自治の原則です。 ところが,自治体というのはそれぞれの面積,人口,企業数,財政などが異なりますので,同じ業務を実施するだけの能力が違ってきます。 そうなると,例えば「A市では週2回のゴミ回収があるのに,隣のB町では週1回しかない」ということが起こってきたり,ひどい場合は「うちの市の財政では実施できません」なんてことも起こってくるのです。 こういったことを防ぐために,行政の業務の一部を複数の自治体で予算や人員を負担しあって運営するのです。 広域消防の名称も「○○行政組合消防本部」「○○消防組合消防本部」「○○広域消防局」などいろいろあります。 消防の広域化は平成の5年ぐらいには話が出ていたと思いますが,その後,市町村そのものが「平成の大合併」を行ったので,最近では聞く割合が減ってきたように思いますね。
大きな市は単独で消防局を設置しますが、小さな市町村は単独では設置せず周辺の市町村と合同で消防局を設置します。これが広域消防です。 職務の内容は当然同じです。 他に清掃や病院なども周辺市町村が合同で運営することがあります。○○地域清掃組合などと言います。
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