解決済み
研究職というものに興味を持っています。受験を控えている、ただの文系の高校生なのですが。というのも、知らない人と関わるのが苦痛なのに文系は営業をやらされる就職先が多いと聞いて、今から憂鬱であるからという理由が大きいですが、受験勉強をしていて社会科目に興味を持ったというのもあります 自分でも軽くは調べたのですが、大学に就職し研究して働くのはどれほど大変なんでしょうか? 就職にあたって学力や学歴は重要なのでしょうか? 年月をかけて研究職への就職に失敗した場合、どのような道を進むことができるでしょうか?教えてください ついでに、営業や肉体労働以外の文系の就職先を知っていたら教えてください
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文系分野の大学教員、つまりは研究者です。以下は、全て国内の大学で学ぶ場合のシミュレーションです。 興味関心のある分野を学ぶことの出来る、可能な限りハイレベルな大学に行く→同様のレベル以上の大学院博士前期課程に進学し修士号を取る(2年)→大学院博士後期課程に進み、博士論文提出許可を得る為の内規(大学で定められている規則)を満たすためにひたすら学会発表と学術論文投稿を繰り返す(3年以上)→内規を満たし、博士論文執筆→めでたく博士号取得→研究を続けながら(つまり、ひたすら学会発表と学術論文投稿を続けて)非常勤、常勤問わずひたすら職探し→非常勤に就いて教育歴を積む→運が良ければ博士号取得後5年~10年以内に大学で勤務出来る(ただし、最初から終身雇用にはなれないことが標準)→雑務に追われながら学生指導(教育業績)と研究業績を積み重ねて助教(場合によっては専任講師)、准教授、教授と出世すればよい(が、これも普通は定員(ポスト数)が決まっているので簡単にはいきません)。 こんな感じです。まず、特筆すべき大学教員の大変さは、30代前半で任期のない専任職に就くのは並大抵のことでは不可能だということです。40過ぎても非常勤でなんとかしのいでいる人たちがたくさんいます。学歴も大変重要であると言わざるを得ません。どこの大学院に進学するか、どんな教授に指導していただくか、によってその後の9割は決定するのではないでしょうか。ポイントは「その分野で有力な研究者を多く輩出している大学院(海外も含む)」を選ぶことです。採用人事の際、履歴書だけで8割は落とされます。どんな分野でも東大、京大なら良いかというと、そうではないのが面白いところですが、少なくともその分野で実績のない大学院の博士号は信用されないのが一般的です。 「営業職が憂鬱」とおっしゃっていますが、今は有力研究大学(旧帝大など)ですら、教員が地元の高校などを訪問し、進路指導主事の先生を相手に営業活動すること(入試やカリキュラムの説明)は一般的です。私は地方公立大学に勤務していますが、保護者や高校生の前で模擬授業なども行いますし、出張授業もあります。それに、普段も研究室に閉じこもって研究活動に専念できるとは限りません(そもそも短大あがりの私大では教授になるまで研究室を複数名で共有する場合も少なくありません)。各種委員会活動など学部・学科の他の教員と協力して仕事をこなすことは必須ですし、学会活動では他大学の先生方と学会運営しなければなりません。正直、「~が嫌だから」という消極的な理由で就くことのできる職業ではないと思いますよ。それでも自分は研究職だという強い好奇心と、「高学歴ニート」、「40歳過ぎの非正規雇用」などという言葉に負けない強い心があるなら、ぜひトライしてみてください。うちの大学は学生の質もぼちぼちなので研究も教育も充実して毎日楽しいですが、中には様々な悲惨な状況に苦しんでいる大学も数多くありますけどね。 研究に失敗した場合は…20代~30代前半なら中学・高校の教員、塾・予備校などの講師ができますが、専任職に就けずに40過ぎてしまうと最後まで非常勤、バイト生活を覚悟せねばならないでしょう。 まずは、しっかり勉強して大学入試をいい形でクリアしてください。参考になれば幸いです。
研究職の世界は数はいらない社会。 アカデミックを志向して年月だけ重ねても後悔します。 ポスドクって聞いたことあるでしょ?
とりあえず、「博士100人の村」を見てみると良いよ。悲惨な現実が良くわかるから。 アカデミックな研究職への就職に失敗した先にあるのは中年のフリーターだから。文系の院卒なんて国内企業は求めていないからね。
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