電気関係の仕事に従事している人が目指す資格に「電験３種」がありますが、この資格は全ての電気関係の仕事に通用する資格ではな…

Question

電気関係の仕事に従事している人が目指す資格に「電験３種」がありますが、この資格は全ての電気関係の仕事に通用する資格ではないですよね？主に受電設備の主任技術者。

では何故電気関係の仕事をしている人はこの資格を目指すのでしょうか？

Answer 1

工場にしろ、ビルにしろ、変電所、配電所の運営に携わる人以外、ぶっちゃけ必要ありません。
ただ電気の基礎力を評価できる国家試験であり、労働者を採用する資本家が認め重視するものであります。
容易に取れる資格ではないだけに、それだけの成果をだした人物は他方面でも成果がだせる見込み値もあり、
同じ電気関係の方であれば、もぐりか今時のおたくITプログラマ以外、正規の人は電験を知らない人はいない資格なので
尊敬も勝ち得ることができるようです。

Answer 2

電気事業法43条1項で、「事業用電気工作物を設置する者は、事業用電気工作物の工事、維持及び運用に関する保安の監督さすために、『主任技術者免状の交付を受けている者』のうちから、『主任技術者』を選任 しなければいけないと法令で定められているから.。
工場等を建設しても電気主任技術者がいないと、電力会社からの受電や自家発電発電等が出来ない。

Answer 3

電験３種は、工業高校電気科卒業程度の内容の為、電験３種の勉強をするということは、電気の基礎を学ぶことにつながります。

その為、この資格が直接仕事に関係なくても、電気の基礎を学ぶ目的で資格取得をする人も居ます。

Answer 4

主任技術者の届け出が必要なのは受電設備だけではありません。

発電所や変電所をはじめ、建設現場で仮設で大型の発電機を据え付ける場合などにも主任技術者を選任して届け出る必要があります。

また、電験の取得には幅広い範囲の知識が必要ですからその様な意味でも電験を目指す人は多いと思います。

ただし、電気関連の業務に携わっていない一般の受験者の中には、電験を取っていれば就職に有利だとか言う、いわゆる資格商法の口車に乗って受験している人も少なくないと思います。

その様な人たちは、実際には一定以上の実務経験が無ければ求人自体があまりないという現実を知らずにいる場合が多いように思います。