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美容師の給料はどれくらいですか。 安い安いと言う話はよく聞きますが実際のところはどうなのでしょうか? また、美容師の…

美容師の給料はどれくらいですか。 安い安いと言う話はよく聞きますが実際のところはどうなのでしょうか? また、美容師の休みの日はどれくらいのペースでありますか?

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    日本人の平均年収が405万円。 それに対し美容師は263万円です。日本のすべての職業の中でも最低ランクです。 しかもこのデータはある程度の規模の平均ですから、実際はもっと安いでしょう。 特にアシスタント時代は更に安く、一人前になる3年から5年の間は180万円程度です。 しかも美容師はお金が大変かかります。 例えばカットの練習をしようものならばカットウィッグが必要です。しかし、切ってしまえば使えなくなりますから、長いスタイルから短いスタイルまで使い切ったとしても4、5回で切る髪がなくなります。 その都度、新しいものが必要ですから、想像以上の莫大な費用が必要です。 また、カラー用の手袋も消耗品ですから買い足す必要がりますし、コーム、ブラシなどの用具、鋏、または鋏の研ぎ代も定期的にかかります。 練習やカットモデルに使用するカラー剤、パーマ液も自腹です。更に外部講習n参加費用もかなり使います。 フリーター以下の安月給なのにお金はかかる、矛盾していますが、これが現実です。 お金は節約に節約を重ね、計画的に使わなければ生活に困るくらいお金が足らなくなります。 そして、その辛い時代を乗り越え、スタイリストになれば高給になるのか、というと現実的には厳しいと言えます。 現在、美容師の数は45万人、美容室の件数は22万件あります。 比較対象として、コンビニやガソリンスタンドの数が4万件。 アメリカ、カナダの二か国を足した美容室の数は10万件以下です。(人口は日本の3倍です) この数字を見て分かるように、日本には美容師、美容室があふれています。 経済的な試算では需要の3倍の美容師がいるそうです。現在でも増え続けています。 しかし、日本国内では人口が減り続けており、市場が拡大することは現実的にはありません。 現在は少ないお客様を余りまくっている美容師で奪い合っているのが現状ですから、当然一人当たりの売り上げも下がりつつあります。売り上げが下がるという事はそれが低賃金へと繋がるのです。 また、不況やファッションの変化もあり、客単価も下がり続けています。 パーマ液の出荷額はピーク時の半分になり、また黒髪ブームやホームカラーの充実もあり、カラーの利用者数も減っています。 お客様の絶対数が減り、一人当たりのお客様が払ってくれるお金も減少している、しかし、美容師は増え続けている、大変厳しい状況です。 実際には高給どころか、日本人の平均年収を稼ぐのもままならないのです。実際に日本人の平均年収405万円の壁を超えている美容師は全体の6パーセントです。 しかも男性美容師は女性に比べ不利です。美容師はメインの客層は女性ですが、若いころは良くても歳をとった男性美容師は女性に敬遠されてしまいます。そして指名を取りづらくなり売り上げが下がる、つまりは若いころよりも給料が下がってしまうのです。 実際のデータでも、美容師の給料は年齢とともに上昇しますが40代をピークに下がってしまうのです。 そうなる前に独立をして経営に回るなどの対策をしなければなりません。 しかし、前述したように美容室はすでに飽和状態です。ただでさえ美容室だらけなのに更に美容室が出来ても、というのが現実です。 実際に年に約1万件の美容室がオープンし、8千件が閉店しています。 独立して高給を得るどころか、自分の給料を削って何とかギリギリやっていける、もしくは資金繰りが不可能になり閉店、こういった事実が大変多いのです。 さて、休日に関してですが、日本人の平均が年に125日くらいです。しかし、美容師は70日くらいしかありません。また、外部講習、カットモデル練習などでかなりの日数が潰れます。練習だけの為に誰に言われるでもなく、休みを潰して出勤するスタッフもいます。 前述したように美容師は余りまくっており、大変厳しい業種です。 その中で生き抜くためには、誰よりも練習をして、外部講習にも積極的に参加して技術や知識を身に着けなければなりません。目安として最低でも月に100時間以上は練習をしなければお話になりません。 私の場合は、運よく店長が熱血の方で練習も見てくれる方でしたので毎日深夜まで練習し、早朝に車で家まで送ってもらう生活をしていました。そして3時間寝て、再び出勤、早朝練習です。殆どの美容師はこういう生活をしています。 自分の時間やお金を惜しみなく美容師という自分に投資をする姿勢がなければ続ける事は不可能です。 実際に完全に一日休み、というのは何か月もないというのが当たり前でした。 それが辛い、と思うならば無理です。むしろ喜んでやる、くらいの気持ちが絶対に必要な業界です。 前述したように45万人ものライバルがいる業界です。 見た目は華やかでお洒落な業界ですが、水面下では地味な努力を毎日死ぬ思いで続け、自分の何もかもを未来の自分に投資しているのです。 現在、名声を得て成功されている方もいらっしゃいますが、そういった諸先輩方は上記のようなレベルの努力ではなく、普通なら死んでしまうくらいの努力をして成功しています。 美容師は離職率もダントツで高い業種です。90パーセント以上の美容師が美容師を辞めてしまいます。私の13人いた同期も、3か月で10人辞め一年後には誰もいませんでした。 腕次第で高給が取れる、独立すれば金持ちになる、これらは現状をしらない方々の戯言です。 可能性は0ではありませんが、死ぬほどの努力と、美容師には大きなリスクがある覚悟こそが現代の美容師には必要なのです。 面白くない現実ばかりで恐縮ですが、だから美容師は目指さないほうがいい、という事を言いたいのではありません。 こういった厳しい現実を直視して、危機感、緊張感を持って美容師を目指して頂きたいのです。 それだけの覚悟を持ち日々の行動や意識をかえれば成功するかもしれません。

    なるほど:3

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