解決済み
左利きの話②http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13111926338 手術の時、メスを左手で使っていたら他の医師看護師に当たって困る、とかあるんですか。
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基本的に術野では「術者=執刀医」の行動が最優先されます。 術者が研修医とかで、助手の方が指導医で、助手が威張っているという例外はあるものの(若い医者が間違った動作したら、指導医から手術中に蹴っ飛ばされるとか) 基本的には、術者が一番大事にされる。 なので「メスを持っている状態」で「他の医師、看護師にぶつかる」という場面はおこりえません、ぶつかるなんて助手をやっている医師や、機械出しの看護師としては論外です。術者にぶつかるなんて、手元が狂うかもしれないので、凄いあぶない。滅茶苦茶怒られます。 術者に触るのもダメ。 助手や機械出し看護師は、術者にぶつかるどころか、術者が自由に動けるように、自分の体の位置、手の出し方など、術者を「邪魔しないように」「気持ちよく手術が出来るように」気を配るのが大事。話しかけるのも気をつけないといけません。 ノーベル賞学者、山中先生が助手をやっている時に、体が大きすぎて執刀医から「じゃま中」というあだ名をつけられた、という自虐エピソードを語っておりますが。それ位、助手も看護師を気を遣わないといけない。 優秀な外科医、優秀な看護師は、そういった「空気を読む」のも凄く上手。 前回書いたように、左利きの外科医は、全員、右利きに矯正されます。 基本的には、手術道具は右利き用に作ってありますから。 ただ、どうしても、術野の角度など、右手ではなくて、左手でハサミを使わないといけない場面などもあります。 角度的に、左手で縫合しないといけない術野もあるのも事実。 だから、外科医は右利きには矯正されますが、左手も、一応は利き手なみに道具を使えるようには練習してあると思います。 なので、術者が「術野の角度的に、左手でメスを使った方が良い」と判断された場合は、それが尊重されて、助手も看護師も、それにあわせて動く形にはなりますが。 「左手でメスを使わないといけない場面」というのは、ほとんどないと思います。
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