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音大生の就職事情を知りたいです。 一般大学のように就職しても 勝ち目ないような気がするのですが 実際はどうなのでし…

音大生の就職事情を知りたいです。 一般大学のように就職しても 勝ち目ないような気がするのですが 実際はどうなのでしょうか? コネで就職する人が多いと聞きましたが、詳しく知りたいです。

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回答(3件)

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    僕は音大を卒業後、20年程音楽業界で仕事をしてきた者です。 (現在も継続中です) 音大生の就職先についてはrienzi2006さんがとても詳しく且つ正確に書いてらっしゃいますので、僕は部分的に少し掘り下げて書いてみようと思います。 ----- 日本国内において「就職」と言うと企業などの団体に「雇用」されて月々決まった額の「給料」をいただく形態の働き方をイメージされると思います。 しかし音大を卒業後、音楽家として生計を立てていく人のほとんどはこの形態に当てはまらない働き方をしています。 この様な働き方をする人を「個人事業主(自営業者)」と言います。 「個人事業主」と書くとどんな仕事がイメージがしにくいかもしれませんが、八百屋さん等の商店や個人で飲食店をされている方、開業医の方等をイメージしていただければと思います。 (その他の業種は下記の「日本における個人事業主の例」をご覧下さい。) 個人事業主 - Wikipedia http://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%80%8B%E4%BA%BA%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E4%B8%BB 八百屋さんは野菜を販売し、飲食店は料理を提供し、開業医の方は医療サービスを提供した対価としてお客様から代金をいただきます。 それらの方々と同様に音楽家は演奏した音(ライブやレコーディング)や演奏の知識(レッスン)、作編曲した楽曲を商品として販売して対価をいただきます。 この対価が売上となり個人事業主の収入となります。 ただしこれらで得た売上は毎年12月31日を決算日として収支決算をし、翌年3月15日までに「確定申告」をして所得税(10%)や復興税(2.1%)を収めなければなりません。 丁度、今(3月4日現在)がこの時期にあたりますので、音楽家を含めた個人事業主は領収書を片手に必要経費の計算に追われている人も多いと思います(笑) ちなみに一見所謂「就職」をしている様に見えるが、実は個人事業主として働いているケースもあります。 それは大学や専門学校、ヤ○ハやカ○イ等、楽器店系列での講師業務をされている方々です。 これらの講師業務は時間(または受講人数)に対して規定の金額の対価をいただきます。 大学や専門学校等に「雇用」されている立場ではありませんので、固定給はなく歩合制となっています。 (「講師」と呼称される人の立場は様々で、雇用され固定給を得ている場合も多々あります) この様な業務形態は世間からは「能力がないから教授になれない(正規雇用されない)」と受け止められがちですが、音楽家サイドから見ると時間の制約が少ない状態で働ける為、自身の音楽家としての活動に時間を充てる事が出来るので、能力の有無とは関係なくこのスタイルを選択される方も多いです。 ---- 音楽家のこれらの個人事業主としての仕事は取引先や取引回数が頻繁に変わる為、実態の把握は非常に困難です。 職種は演奏での収入が多い月は「演奏家」と言えますし、レッスンでの収入が多い月は「講師」とも言えます。 音大を卒業したばかりの人の所得も仕事の多い者の場合は一般大学卒の初任給は遥かに上回る額を得る者もいますし、逆にほとんど無収入な者もいます。 またその状態が数ヶ月で逆転する事も珍しくありません。 この様な状況を正確に把握、分類するのは不可能ですので、各大学が出している「卒業生の進路」のデータは「その他」や「未定」のカテゴリに無理やり詰め込む様な結果になっています。 またそもそも僕自身、卒業後の進路を聞かれた覚えがありません。 (僕の友人達も同様の事を言っています) まぁ、仮に聞かれても自分自身分類出来ず「その他」で答えると思いますが…(笑) 中にはこれらのデータを鵜呑みにして「音大に行くと就職出来ず、路頭に迷う事になる」と仰る方がいらっしゃいますが、これは間違いで「働き方が違う」という事をご存知ないだけだと思います。 ですから、こう言った不正確なデータを頼りに一般大学の出しているデータと比較して「就職率」を出す事や、そもそも働き方が違うという点から「比べる事自体が無意味」である事を知っていただければ…と思います。

  • 各大学のウェブサイトや便覧に、卒業生進路として、様々な就職先が書かれていますから、それらを一度お読みになる事をお勧めいたします。 学生(卒業年次生)全体に占める「就職」する人の割合は、音大の場合、いわゆる「普通の大学」と比べて、高いとは言えません。むしろ、低いでしょう。 音大生の場合、「就職」と一口に言っても、様々な方向性があります。大きく分けると4つあります。 ひとつは、「演奏関係団体」というものです。例えば、NHK交響楽団、札幌交響楽団、自衛隊音楽隊などの「演奏団体」や、墨田区文化財団(すみだトリフォニーホール運営)などといった、コンサートホール関係団体が挙げられます。 もうひとつは「教育関係」です。これは、各都道府県の教員採用試験を受けて公立学校の先生になるケースと、私立学校の先生になるケースと、専門学校、短大、大学などの先生になるケースです。幼稚園の先生や、海外の日本人学校の先生になる人もいます。音大生の「就職」と言った場合、この「先生になる」というのが一番多いかもしれません。 それから「音楽系企業」があります。山野楽器、全音楽譜出版社、新星堂、全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)など、各種の音楽関係の企業です。楽器店、楽譜店、音楽系出版社、レコード会社、音楽教育系企業など、さまざまな会社があります。 そして、音大生の「就職」と言った場合、一番少なそうなのが「一般企業」への就職です。つまり「音楽関係でない企業」ですね。 試しに、私の出身大学の「卒業生進路」から、一般企業を一部書き出してみると、朝日生命、イトーヨーカドー、SMBC日興証券、カネボウ化粧品、キッコーマン、京王百貨店、コスモ石油、サッポロビール、資生堂、小学館プロダクション、損保ジャパン、テレビ東京、東芝、日本生命、ホテルオークラ、三井住友銀行、など、色々な企業へ就職していることがわかります。 これら、大きく分けて「4つの就職のあり方」があるわけですが、これら全体を「就職」という一口にくくったとしても、卒業年次生のうち、「就職」は3割程度、という年もあります。他は、「進学」「進学準備」「フリーター」「その他色々」という感じです。 就職活動において「音大生」というだけで相手にされない、ということも、依然としてなくはないようです。 音大生の場合は「一般企業への就職」だけが「就職」ではない、ということをわかっていただきたいと思い、コメントをさせていただきました。

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    なるほど:2

  • 某大学では・・・・。 就職なんて最初から考えて居ませんよ。 金持ちの子は留学するケース。(上手くなくても) 大半は、単科生、研修生の名目で大学に残る。(大学も金になるから良い) 就活をするのは負け組。(この中では貧しく、出来ない人) 精々、ピアノ教室の講師。それも契約など。 事務員なんてなる子は、コネ。 コネが無ければ何でもあり。 ハイリスク、ローローローリターン。いやリターンのない人の方が多いのでは。

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