解決済み
お坊さんになりたいと言ったら、「お寺の子なんですか?」と聞かれる事が多いのに、漫画家やミュージシャンになりたいと言ってもあまり親がそうなのかとは聞かれないのはなぜでしょうか?
日本では元来、浄土真宗以外なら一般家庭出身者がなるのが普通だったはずですが…
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神社やお寺では代々、親から子への世襲や後継ぎ制が一般的で、職人と同じように親の仕事を見て育った子供が、その職業に適応しやすいためです。 また起業家のように個人で独立して会社を興すことと違い、僧侶になるには何百年という長い歴史と慣習に基ずく各宗派の一門として修業を積み資格を得ないと信徒に認められない旧態依然とした不文律があるからで、世襲ですと、すでに親の代に既成の認知があり信徒から抵抗なく僧侶として受け入れられる利点があるからです。 京都に本山がある浄土真宗の東・西本願寺は戦国時代に織田信長と対決した一向一揆の宗派で、全国に末寺が何百寺とあり、信徒数も数百万人に及び、皇室とも血縁関係がある日本最大のお寺さんで、門主は世襲となってます。 そして、一般社会人との違いはお寺を運営する能力で、寺社は宗教法人として税制面での優遇処置がとられていますが、収入が一定ではなく、法事と檀家(だんか)とよばれるお寺のスポンサーの数で決まりますので、顧客サービスと営業力のないお寺は運営資金がなく衰退して廃寺となります。 ですから、昨今ではお寺さんも多角経営で幼稚園、駐車場、墓地の販売管理などの収入源で運営しているのが現状です。 観光名所となるほどの伝統と格式がある高名な寺院では正月三が日の賽銭と檀家の寄付だけで年間の運営費が賄えますが、そのような寺社仏閣は全国でも数えるほどしかありません。 芸能人や売れっ子漫画家、ミュージシャンのような一代限りの職業とは異質の世界がお坊さんです。 補足回答 その通りですが、果たして実家がお寺さん以外の普通の人で寺持ちのお坊さんになれる確率は低いと思われます。確かに、一般人の男女を問わず誰でも出家し(在家でも)得度して僧侶にはなれますが、どこかのお寺に養子に入るか、または修行僧としてお寺で下積み生活を送るのか、または、雲水として全国を行脚し街角でお布施を受けて生きていくのか、要は僧侶になっても生活や布教の基盤となる寺院を所有してなくては檀家を集めることが困難ではないでしょうか。自宅アパートに仏壇を構え、昼間は正業のサラリーマンで、休日はお坊さんの仕事をするのですか。 それでは兼業でお坊さんはアルバイト的な存在となり、お坊さんになる目的が曖昧になるのでは。 訂正、真言宗ではなく浄土真宗の誤りです。真言宗は高野山です。
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