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警務……一般企業で言う、総務ですね。ただし警視庁本部には総務部があるのですが。ノンキャリアのエリートが集まります。特に監察はエリートコースだとか。ただし、大卒高卒や成績を問わず配属されますし、特になりにくいわけではありません。また、警務畑で警部辺りまで出世した人間が、刑事や生安など他の部の幹部（管理官や課長など）に就任したりもします。 生活安全……詐欺や風俗関係などの担当。わりとなりやすい。 地域……代表的なのは、お巡りさんと呼ばれる交番勤務。警察学校での初任科を終えると誰もが通る道ですが、新人ばかりが配属されるというのは間違い。なりやすいです、かなり。 刑事……窃盗、傷害、放火、などの担当。強行犯、盗犯、知能犯、など刑事の中にも専門があったりします。職人気質で、昇進なんか眼中にない、とか言われますが、実際はそうでもありません。在庁待機の時は昇任試験の勉強をやったりします。しかしなぜか警部以上になる人が少ないんですよね。巡査部長以下の警察官が刑事になるには、刑事の任用試験を受けなければならず、実は刑事になるのってとても大変。任用試験は署内で1人とか２人しか受けられず、さらに試験に合格するのはその中の数名、と、とても厳しい世界なのです。警部補以上ならその必要はないのですが、警部補以上で刑事課に来るのは警務あたりのエリート連中です。先述しましたが、彼らは将来、刑事部捜査第一課長などの刑事部の幹部になります。 交通……スピード違反や駐禁の取り締まり、ひき逃げの捜査を行います。白バイ隊員は（勉強ができる警務とは違った意味で）エリートです。白バイ隊員になるのは大変らしいんですが、交通課に配属されること自体はわりと簡単です。 下は、警備警察を書くのをお忘れかと思うので、警備警察について。それから、組対と公安についても、一応警視庁本部では部として独立しているので記述します。 警備……字面の通り、警備担当。ここもエリートが集います。警務のように勉強のできるエリートから、ＳＡＴやＳＰのような肉体派エリートまで何でもござれ。ただし、警務と一緒で、エリートもいれば、凡人もいる。希望すれば配属はされます。機動隊とか……。 公安……警備公安警察、と警備と一緒にされることが多いです。警視庁以外だと、警備部内に課として存在します。スパイやテロの対策をしています。ここもエリート勢ぞろいです。エリート率は警視庁内で一番かも。配属されるのはかなり大変です。警察学校での成績が重要です。 組織犯罪対策……刑事警察の一部門として扱われますね。暴力団などの犯罪捜査担当です。配属されるには、刑事任用試験を合格しなければならないのでとても大変。 年収についてですが、年収は勤務態度・実績や階級、勤務年数で変わるので、一概に言えません。また、部署によって年収が変わることはありません（機動隊の出動手当、などのように部署ごとに手当が出る場合はあります）。刑事は安月給、とかドラマなどで言ってますが、デタラメです。警察官は元々年収は高い方ですし、刑事にも様々な手当があります。ただ、刑事は忙しいというのは事実ですが。
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