高校中退してから美容師になるには 高校中退者(15歳)の私が、通信制高校や定時制高校に通わず、自力で勉強して高認試験を…

Question

高校中退してから美容師になるには

高校中退者(15歳)の私が、通信制高校や定時制高校に通わず、自力で勉強して高認試験を受けて、合格してから専門学校に通い、美容師になるという方法は努力次第では可能ですか(>_<)？
また専門学校に通うにはだいたいいくらかかりますか？

今はただなんとなくアルバイト生活を送っていますが、将来のことを考えるとやっぱり不安になってきてしまいました。これ以上は親にも迷惑かけたくありません。そこで前から興味があった＂美容師＂という職業について本気で調べてみようと思い質問させてもらいました。
意味不明な質問かもしれませんが、答えてくれたら嬉しいです(>_<)!!

Answer 1

美容師になるには美容師免許が必要です。
美容師免許を取るには美容学校を卒業するのが条件になります。

美容学校へ入学する方法は３パターンあります。
先ずオーソドックスなのが昼間通う全日制。この場合は高卒が条件になります。卒業までには２年かかります。
また夕方~夜の２１時まで通う夜間。卒業までは２年半です。昼間働きながら夜は勉学に励む事になりますので、並大抵の努力では挫折してしまうでしょう。
最後になりましたが通信制というのもあります。普段は働きながらレポート作成をし、学校へは時々通う事になります。
費用は安く、中卒でも入学可能な場合もありますが、卒業までに３年の月日を要し、国家試験の合格率も上記2点より格段に下がります。
また、店の業務に追われ日々大変な思いをしながら国家試験の勉強もしなければならないわけですから、挫折する人が大変に多いのも特徴と言えます。

一番免許がとりやすいのは全日制ですが、費用が２年で３００万円かかります。

将来が不安で美容師を目指したいとのことですが、美容師そのもが安定している業種とは言えません。
平均年収は２６３万円と全業種の中でも最下位クラスです。（全職種平均は４１０万円です）
また、美容師の数は日本国内で４５万人、美容室の数は２２万件と膨大な数です。
比較対象としてアメリカ、カナダの二国を足した美容室の数は約１０万件です。（両国の人口は合わせて４億くらい）
また、日本のコンビニ数は約４万件ですので、これらの情報を見てもいかに美容師や美容室が日本には多いかがわかると思います。

労働条件も大変悪いです。
例えば一日の拘束時間は営業時間だけで約12時間、練習時間を朝、夜それぞれ２時間行ったとしたら合計１６時間。
しかし、中には店に泊まり込んでも練習をするスタッフもいます。
前述したようにライバルが４５万人もいる業界ですから生半可な努力では全く通用しないでしょう。

アシスタント時代は給料も雀の涙です。
手取りで12万~１３万くらいが多いようです。ボーナスはありません。残業手当もつきません。時給換算すると４００円台くらいになる事もあります。（ちなみに東京都の最低賃金は時給８６９円と決まっていますが・・・）年収で１８０万円ももらえればアシスタントとしては恵まれていると言えるでしょう。

福利厚生が完備されている所は殆どなく、国民年金、国民保健を自分で払う形になります。こうした労働条件を踏まえると美容師はフリーターよりも賃金、待遇、福利厚生面においてすべて劣っていると言えます。

また、アシスタントを経てスタイリストになったと言えども安定とは程遠いでしょう。
美容室はお客様に来店をして頂かない事には利益が出せません。しかし、美容室の数は増える一方で日本国内の人口は4年連続で減少しています。
つまり、減っていく少ないお客様を大勢で奪い合っているのです。

いくら腕が良くても接客が良くてもお客様が来店しない事には売り上げは伸びませんし、利益がだせません。
しかし、こういった厳しい状況がある為に多くの美容師が低賃金で働かざるをえなくなっているのです。
平均年収の安さがすべてを物語っています。

美容室も毎年約一万件の開店がありますが、その陰では８千件が採算が取れずに閉店をしています。
カリスマ美容室の代名詞であった原宿のアクアやスタジオV等の超有名店ですら閉店しています。
それだけ厳しい状況なのです。
２０年前であれば独立すれば稼げる業種と言えましたし、平均年収も現在よりははるかに高い業種でした。

しかし、現代では独立して店舗を出したところで負債を抱えて倒産という事実が圧倒的に多くなっています。

美容師という仕事は人を美しくする素晴らしい仕事です。しかし、その世界で生きていくためにはこういった厳しい、目をそむけたくなる事実を受け止め、進んでいく覚悟が必要です。
美容師は離職率が大変高く、9割ほどの美容師が別業種へ転職してしまいます。
私の同期も１３人中１０人が３か月で退職しました。

しかし、辞めずに残っても不安定な収入、将来性の問題など、不安要素は沢山あります。
美容師という道を否定するわけではありませんが、客観的によく考え、大切な進路を決めて頂きたいと心から思います。

Answer 2

美容師、専門学校の事はayanamihuyutukiさんの回答を参考にすれば良いと思います。

あなたの状況で高認を独学で受けて合格するのは努力次第で可能だと思います。
高認の範囲は高1までで合格点は40点、難易度はそこまで高くはないです。
勉強がよほど苦手ではないのなら、高校を普通に卒業するよりも高認に合格する方が楽だと思います。

あなたの場合、年齢的に高1の時に高校を中退されたと思いますので単位は持っていないはずです。
なので、受験科目を免除する事ができない為、8科目受験する事になります。

試験は年に2回あって試験日は8月1日、8月2日の2日間と11月9日、11月10日の2日間です。
11月の試験は願書の提出期間が過ぎていて受験ができませんので、次の試験は8月という事になります。

頑張れば来年で合格するのも全然可能です。
お勧めの受験方法としては4教科ずつ2回に分けて受験していけば試験勉強も無理が無いと思います。
因みに4教科と6教科じゃ受験料も変わらないので6教科受験して2教科適当に受けるというのも有りです。

高認を受ける気があるのなら高認に関して調べてみる事をお勧めします。

高等学校卒業程度認定試験HP
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/