解決済み
医学系研究員の年収について。 職場の同僚の旦那様が医学系研究員(ポストドクター)です。 毎日旦那様の自慢をしてくるので、話し半分に聞き流していますが…研究者はそれほど年収がいいのですか? 超難関大学の大学院を卒業し、現在大学病院で研究をしているみたいです。 研究者として成功し、教授クラスにならないと年収は1000万は超えないと聞いたことがあるのですが、あまりの自慢っぷりだったので疑問に思ってしまって(*_*;
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>職場の同僚の旦那様が医学系研究員(ポストドクター)です。 医学系研究員 (ポストドクター) とあなたは表現しておられますが、その同僚の方の旦那様が、 ① 医師であり、博士号をとり、大学に残って研究者として生きようとしている人 ② 医師ではなく (工学部・理学部・農学部・薬学部・医学部生命科学科など出身) で、博士号をもつ研究者 かによって収入も将来の展望も異なります。 ①の場合、自分の知る限り、医学部医学科卒で医師として働きながら大学に残ろうとする人は、博士課程を修了し、博士号を得るのと同時に助教になれたり、時には博士課程在学中に助教になれたりするので、博士研究員 (ポストドクター) を経験する人はいないようです。 ただし、留学して、外国の大学において博士研究員 (ポストドクター) を経験する/した人は何人も知っています。 ②の場合は、博士研究員の年収は千差万別です。 雇用期間3年とか5年間と定まっているけれど、600万円とか700万円もらえる場合もあれば、 雇用期間2年~5年などという不安定な状態である上に、年収300万円未満ということもあります。 >超難関大学の大学院を卒業し、 最終的には「大学教員」や「○○研究所の研究職」を目指しておられるはずです。 学歴が低いよりは高い方が可能性があるとは思いますが、しかし東京大学大学院や京都大学大学院出身の人が、楽々と大学教員や○○研究所の研究職の座を得ているわけではありません。 >現在大学病院で研究をしているみたいです。 私には、この言葉を正確に把握することができません。「大学病院」で研究しておられるのですか?? 同僚の旦那様は、医師であり、医師として臨床分野の研究をしておられるのでしょうか? それでしたら、医師免許をもっていて、いわゆる『外回り』と称するバイト = 大学病院で働くだけでなく、周囲の市中病院で診察・治療をしているでしょうから収入の面では「医師免許をもたない博士研究員」よりはずっと安定しているでしょうね。 その方が助教 → 講師 → 准教授 → 教授と順調に出世していくことができるかどうかは、また別問題ですが。 それとも単に「医学部に勤務している」、「医局で働いている」という意味で、おっしゃったのでしょうか? 医学部には、基礎医学の研究室と臨床医学の研究室があり (テレビドラマや小説で有名な『白い巨塔』においても「基礎の連中が~」とか「臨床の方の票は……」なんて表現があります)、臨床系の研究室は「医局」と呼ばれます。 呼吸器内科・循環器内科・消化器内科などの、大学病院において【患者を診療するときの科】が表の顔とするならば、呼吸器内科学研究室・循環器内科学研究室・消化器内科学研究室などの【研究室】が、その裏の顔になります。 医師ではない人、医師免許をもたない人が医局に博士研究員 (ポストドクター) として雇用されることはありますし、助教などの大学教員になっている人もいます。 しかし、「医師ではない人」が医局で順調に出世できるかどうかは疑問です。 大学教員として出世するには、助教 → (講師) → 准教授 → 教授と階段を登ります。 「講師」という職位をカッコ書きにしたのは、最近は薬学部・工学部・理学部などの「非医学部」では、助教 → 准教授 → 教授の3つの階段になっているところが多いからです。 「医師ではない人」で、医局の助教や講師をしている人は知っていますが、准教授や教授をしている人は存じません。 もっとも、ふつうの大学 (薬学部とか工学部とか) の研究室なら、教授1人・准教授1人・助教1人などの状態が大多数だと思いますが、 医学部の医局はちょっと変わっていて、教授2人・准教授3人・講師4人・助教5人などの体制でも珍しいことではありませんので、日本中の医学部を調査してみれば、ある医局において複数いる准教授のうちの1人が「医師ではない人」というところもあるかもしれません。 それでも、医局において「医師ではない人」が教授にまでなるのは、とても困難なのではないでしょうか? 個人的には、医局で教授にまで出世するのは無理だと思います。たとえ教授の職位が複数体制であっても。 基礎系の研究室であれば、「医師ではない人」が、准教授や教授になっていることは珍しいことではありませんが。 最近は、一定の歳月ごとに大学を移籍しながら出世するケースが多いので、その方もいずれは「非医学部」へと移るつもりなのかもしれません。 最初の話に戻ってしまいますが、 「医師ではない博士研究員」で、高収入を得ている人は少数派ですし、なおかつ、数年もすれば大学教員や○○研究所研究職になることが約束されている将来安泰の人は超少数派です。 (a) 同僚の旦那様が、その少数派に属する人なのか、 (b) 同僚の方が、旦那様の現状を正確に把握できていないか、 (c) 同僚の方が、あなたをその道の素人だと甘く見て、見栄をはっているか、 のいずれかだと思います。
なるほど:4
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