会計士の勉強を始めたばかりで質問です。：株式を上場している会社において、何故、会計監査が必要不可欠なのか？という問題です…

Question

会計士の勉強を始めたばかりで質問です。：株式を上場している会社において、何故、会計監査が必要不可欠なのか？という問題です。できれば詳しく教えてくださるとありがたいです。よろしくお願いします。

Answer 1

まず、会計監査とは会社の公表する財務諸表が正しいかどうかをチェックすることです。では、なぜ会計監査が必要となるのでしょうか。

株式を上場している会社は株式が市場で取引され、一般的に自由に売買できる状況にありますよね。株式を売買するということは、投資家の意思として投資利益を得たいということがあるかと思います。その投資利益を得るには株価の値上がりや配当金の受領等の方法があります。
その投資しようとしている会社の株式が将来値上がるか値下がるか、将来配当金を多く支払ってくれるかは誰もわかりません。予想するしかないのです。

その予想の一つの要素として、会社の財務諸表を見ることがあげられます。つまり、その会社が利益を出しているのか、売上は上昇傾向にあるのか、キャッシュフローは潤沢か等のことは財務諸表を見れば分かります。会社の作成した財務諸表を基に投資家は投資判断をするのです。

ところが、財務諸表はさっき述べたように会社が作成している、のです。そうすると株価を吊り上げようと意図して会社が自由に財務諸表を作成することができ、そのようなことを許すと市場は混乱し、何を信じて株式投資を行えばよいかわからなくなってしまいます。

そのため、会計監査が必要となり、会社が作成した財務諸表が正しいかどうかをチェックすることで投資家は会社の財務諸表を信頼して投資判断に利用することができます。