解決済み
国家総合職(旧国家1種)入国管理局の採用について。都内国立大の二年生ですが、入国管理局に興味があります。法務省には、キャリアには1種試験組と司法試験組の二つがあり、司法試験採用のほうが出世の道が開けており、ゆくゆくは事務次官になりやすいと知りました。しかし、司法試験に合格したら司法修習生をしなくてはいけないですよね?ということは、入国管理局に採用されるのは、1種試験組より二年くらい遅れるということですか?また、検事として採用されるのですか?(一種試験組とどのように違うのですか?)また、法務省の特殊性から法務省のトップポストは、事務次官ではなく検事総長と聞きました。(事務次官は、言わば通過地点)ということは、結局、司法試験で採用になるということは、検事として入国管理局に採用されるということですか?私は、検察にはまったく興味がなく、単に入国管理局で仕事がしたいと思っているだけです。また、1種試験で入国管理局に採用された場合は、地方入国管理局ではなく、中央組織の入国管理局ですよね?ということは、勤務地は、国内全域ですか?(海外には、行かなくてよいですよね?) まとまりのない文になってしまいましたが、まとめると 司法試験で入国管理局にキャリア採用されるには、司法修習を終えるべきですか?検察として採用ですか? また、その場合、1種のキャリア組とどうことなりますか?1種と業務は同じで、単に出世しやすいだけですか? 1種試験で入国管理局に採用された場合、中央の入国管理局ですか?勤務地は、国内限定ですか?(家のこともあり、 海外には行きたくありません。) 今回の質問で、お分かりかと思いますが、官僚の試験、採用に関する知識が十分でありません。これでも、色々調べているのですが。試験科目もよく分かっていない状況です。予備校にも通えそうにないのですが、どのようにこれらの情報を収集するべきでしょうか?入国管理局の総合職試験の試験科目が分からない限り、対策のたてようがなく、困っています。本屋にいっても、問題集はあるのですが、大学受験のときのように、「この省庁は一次試験はこの科目が必要で、二次試験はこの科目が必要だ」というようなことを書いた本が見当たりません。
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公務員制度についてほとんどご存知ないようですね。 とりあえずご関心のある入国管理局に勤務する検事又は旧国家公務員Ⅰ種試験合格者のことに限って申し上げましょう。 まず、検事ですが、司法試験に合格後、司法修習を終わったあと、実際に判事になるか、検事になるか、あるいは弁護士になるか、それは各自の希望もありますが、例えば検事になりたいとしても試験や修習の成績によって検事に任用されなければ検事にはなれません。判事も同じです。司法試験に合格した人も成績の良い順に判事、検事、弁護士になるのが一般的です。 もちろん成績がいくら良くても、本人の強い意志で「判事は嫌だ、検事になりたい。」といえば裁判所の採用を断って法務省の採用に臨めば良いのですが、逆にいくら検事になりたいといっても成績が悪ければ弁護士にしかなれません。これももちろん最初から強い意志で世のため人のために弁護士として働きたいという人もいますので、弁護士全てが成績の悪い人とは限りませんが・・・。 いずれにしても、最初に司法試験に合格しても、それなりの成績を取らないと検事には採用されないということです。 次に、検事に任官したとしても、いきなり入国管理局に採用されることは100%ありません。 法務本省に勤務する検事は、検事として採用された者の中から、一定期間現場(各地方検察庁・同支部など)で勤務して、その勤務成績や能力が高いと判断されたもののみに限られます。 本省勤務で役職のない検事は、いわゆる官房各課の場合は課付検事、刑事局や入国管理局のような局の場合は局付検事として勤務します。 その後、また地方検察庁や高等検察庁などに勤務したあと、一部の優秀な検事が本省の課長や審議官、局長、事務次官等として勤務します。 ということで、検事になったからといって、入国管理局に勤務することはかなり難しいことです。 あなたは転勤のことを気にしていますが、少なくとも検事については、地方検察庁(全国各都道府県にある)勤務が必ずありますので、避けて通れません。 また、成績優秀な検事は、他省庁に出向したり、外務省に出向して在外勤務もしなければなりません。(判事も当然転勤があります。) 次に、国家公務員旧Ⅰ種試験に合格したいわゆるキャリア組についてですが、これも試験合格後法務省に採用されなければなりませんが、成績の悪いキャリアは法務省も採用しません。 入国管理局に採用されれば、しばらくは本省勤務ですが、経験を積むうちに地方入国管理局に何度か出され、現場での勤務をしなければなりません。これはほかの省庁も同じです。現場を知らない公務員は使い物にならないからです。 従って、地方勤務が嫌なら、入国管理局はもちろん、国家公務員にはならないようにすべきでしょう。 入国管理局に採用されたキャリア組は、ほとんどのものが(課長補佐クラス又はその少し前の段階で)海外勤務を経験します。ほかの方の回答にあったように、入国管理局が昔外務省の外局だったということもありますが、実際は外国人政策や査証業務など入国管理局の職員が得意とする業務があるからです。 海外勤務については、よほどの落ちこぼれでない限り、ほかの省庁も同じで、キャリア組は海外勤務があります。 ご存知ではないかもしれませんが、海外の日本大使館に勤務する外交官の半分もしくは3分の1は、外務省以外の省庁の公務員が出向しているのです。なぜなら、例えば、農林水産関係の分野については外務省の職員よりも農水省の職員の方が詳しいし、勤務先国の担当者と顔もつながっていて、交渉事に有利だからです。 転勤が嫌、海外勤務は嫌であれば、入国管理局はもちろん、その他の国家公務員はあきらめましょう。 もしもあなたが司法試験に合格するだけの能力をお持ちであれば、弁護士になればいかがでしょうか?
お邪魔かもしれませんが、若干のコメントを整理します。 ①法務省で他省庁の事務系キャリアに相当する役割を果たしているのは、検事です。 ②したがって、国家公務員総合職試験に合格して法務省に採用されても、その位置づけは、他省庁で言えば、一般職からの採用者と同等です ③入管行政にのみ関心があるのであれば、本省の特定の課長やいくつかの出入国管理局長を目指して勤務すればOKです ちなみに、入管は大昔は外務省に属していた関係で、結構最近まで本省の入管局長は最近まで外交官が出向して就いていました。 更に言えば、この程度の基本的な情報を整理できないような能力であれば、総合職での合格は不可能ですから、ご心配には及びません。 一般職大卒を併願するか、入国警備官から地道に経験を積まれるのをお勧めします。 参考: 法務省採用情報 総合職 http://www.moj.go.jp/jinji/shomu/kanbou_jinji03a.html 法務省採用情報 一般職 http://www.moj.go.jp/jinji/shomu/jinji05_00011.html 法務省採用情報 入国警備官 http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyukan_nyukan06.html
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