解決済み
翻訳家について 今、将来のことについて悩んでいます。 それで翻訳家について気になっています。 気になる点が幾つかあるので、質問させて頂きます。 ・翻訳家って自宅で仕事をするんですか? 将来静かな所というか田舎に住んでみたいので、翻訳家は自宅でも仕事が出来るのか気になりました。 ・例えば本の1ページを翻訳したとして、それで大体幾らくらいお金が貰えるんでしょうか? また、翻訳する言語によって貰える金額は異なりますか? ・翻訳家になる為に今からするべき事ってありますか? 学校の先生は「本をよく読め」って言っていました。 ぼくは学校の英語を一所懸命勉強することくらいしか思い浮かびませんでした。
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●翻訳家の仕事場 翻訳会社の一社員として会社のオフィスで仕事をする人もいますし、フリーランスの翻訳家として自宅で仕事をする人もいます。 ●翻訳の相場 翻訳会社に翻訳を依頼した場合、100ワードで3,000円程度が相場のようです。(This is a pen.で4ワード) 例えばハリーポッターシリーズで8万~12万語らしいので、単純計算で240万円~360万円ですね。1ページ当たりの料金は、適当に質問者様で計算してみてください。 文学作品の場合は、本が売れたらその分翻訳家にも出来高制で印税が入るでしょうけど…… フリーランスについてはこちらのサイトをどうぞ。 http://www.translator.jp/fee.html#3 っていうか、【翻訳家 収入】【翻訳 料金】で調べれば一発じゃないかい? 知恵袋にアクセスして該当のカテゴリーを探し、質問文を入力するよりよっぽど早いよ。だって上記アドレスはヤフーで【翻訳 料金】で検索して出てきた一番上のアドレスだもん。 知恵袋にもこの手の質問はゴロゴロ転がっています。 質問者様が何歳なのかは知らんけど、自分で調べることを覚えなよ。翻訳家になるのに、調査する能力は重要だと思いますよ。 ●翻訳家になるために 先生のおっしゃる通り、本をよく読むことがとても大切。 英語の翻訳家になるには英語も当然ですが、日本語の能力も非常に重要になってきます。 小説などの本を訳す人と、説明書などを訳す産業関係の翻訳家がいます。 おそらく質問者様は一般的によく目にする出版物の翻訳家を目指していると思いますが、それだと特に日本語能力が必要です。 去年のお正月に映画化された人気の児童書、マジックツリーハウスのシリーズ。 アマゾンのアドレスです。PCから接続して表紙クリックすると中身が立ち読みできます。これを例にして説明しますね。 英語版 http://www.amazon.co.jp/dp/0375860908/ 日本語版 http://www.amazon.co.jp/dp/4840114994/ ・場に即した日本語が必要 英語の予習で、教科書の日本語訳を何ページ分もしたことがあると思います。です・ます調や、だ・である調で、日本語としてはぎこちない文章でも、意味が通じるような直訳をしたはずです。 でも、そんな小説っておかしいですよね? キャラクターに合わせて言葉づかいを変える必要があるし、直訳した文章を「文学作品」として楽しめる自然な日本語に書き直さないといけません。 上記の本の例でいうと、英語版1ページの4~5行目autumn leavesを、日本語版では黄金色に色づいた葉っぱと訳しています。 この場合は小学生向けなので葉っぱとなっていますが、大人向けだと木の葉としたり落ち葉とあらわしたり、単純に葉としたりと、翻訳者のセンスの見せ所となります。 ・文化の違いを考慮する必要がある マジックツリーハウスは、アーサー王伝説の世界を持ち込んでいる冒険物語です。 その伝説は欧米では子供でも知ってる有名なネタだろうけど、日本の子供は知りません。なので、冒頭でそれについて簡単に記載した章を設けています。 また、ハロウィンとはどういった起源で何をする行事なのか、日本の小さな子供たちは知りません。 なので地の文章を追加して説明したり(日本語版12ページ後半部分)、セリフを増やしたり(日本語版13ページ後半ラスト3行)しています。 あと、本当はお互いにジャック、アニーと呼んでいるのに、日本の文化にはなじまないのでお兄ちゃん、アニーという呼び方に変えています。 ……と、単純に英語が読めるだけでは駄目なのが翻訳家という仕事なのです。 文化の違いを知って、必要とあればそれを調べて分かりやすい形に書いて読者に提供する。 文学作品として情景が目に浮かぶような日本語に組み立てなおす。 自分で調べる能力も必要です。 一つの作品として完成した文学作品をかけるだけの日本語能力も必要です。 文化や習慣など、外国に対する知識も必要です。 英語だけでなく、日本語の本もたくさん読みましょう。 そして、図書館などで自分で調べる練習も今からしておきましょう。 書店や図書館には翻訳家の仕事について、現場の人が書いた職業紹介の本もあるでしょう。 厳しいことも書きましたが、頑張って欲しいと思います。
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