航空学校というのは、具体的にどのような学校をお考えですか? 日本で旅客機のパイロットになる方法はいくつかあります。 ①大学を卒業し、自社養成という、航空会社が社員をパイロットに育て上げる制度で入社する ②大学2年以上を修了し、航空大学校を卒業し、航空会社に入社する ③在学中に飛行機の操縦を学べる大学の操縦学科を卒業し、航空会社に入社する ④民間の訓練学校で基礎訓練を修了し、航空会社に入社する ⑤自衛隊の航空機搭乗員として戦闘機や輸送機に乗り、民間に割愛する制度で航空会社に入社する、等です。 その後、会社の飛ばす旅客機の訓練を受けることになります。 それぞれメリット・デメリットがあります。 ①⑤は会社・国が訓練費用を負担し、給料や身分保障もありますが、旅客機に乗り始める年齢は一番若くても25、6歳です。 ②の学費はいくらかしますが、③④はとても高いと聞きます。でも早ければ23、4歳から副操縦士になれるかも。 いずれにしても、①を除き、ある程度お金と時間をかけた後に、航空会社に入社するという高いハードルが待ち受けます。 ②③は定期に就職の機会がありますが、④は情勢によります。 免許は金と時間をいくらでもかければ誰でも取れますが、航空会社は会社の設定した時間で能力を発揮できる人を求めています。 それに受からなければ、旅客機のパイロットにはなれないのです。 従って、余計なお世話かも知れませんが、大学に進学し、2年生の頃から②を受け、就職活動で①を受けることを強くお奨めします。 もし④にかけるお金があるなら、③をお奨めします。 最近は既卒でも①②は受けられますし、夢を諦めることになっても、大卒の方が一般的に様々な選択肢は増えます。 勉強の内容は、最終的には同じ免許の試験を受けますので、制度によっては変わらないと思いますが、先輩や会社からのサポートを受けた方が圧倒的に効率は良いです。 試験は、学科と実地があり、事業用操縦士の科目は、気象・工学・法規・通信・航法。 計器飛行証明を取る際にも計器飛行一般という学科があります。 学科に合格しないと実地は受けられませんが、極端に難しいものでもありません。 http://www.mlit.go.jp/about/file000045.html 私は①の制度で入社し、空を飛んでいますが、②の航空大学校は2度落ちました。 それでも訓練中に標準の評価以下を受けたことは一度もありませんし、自分の適正を疑ったことも一度もありません。 ふと、将来何になりたいかを考えた時、空を飛びたい、と思ったその気持ちはどうか大切にして下さい。諦めず努力をすれば、夢を叶えることはできます。 質問があれば、できる限りお答えしたいと思いますので、遠慮なくリクエストして下さい!
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