解決済み
河川で積みブロックの均しコンクリートについて標準設計図集などで「水中部における基礎材は均しコンクリート(t=10cm)とする。(なお、岩着の場合はこれを除く。)」などと、よく記載されていますが、均しコンクリート厚10cmの根拠は存在するのでしょうか? また、上に基礎コンクリートを打設するので「そもそも、均しコンクリート打つ意味があるのか?」と考えてしまいます。 未熟者ですので、いろいろとご教授ください。
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土木技術者です。 積みブロックに限った話ではないですが、均しコンクリートは構造上必要と言う訳ではなく施工上必要、もしくはあった方が施工性が良い という考え方となります。 今回の場合、岩着であればそのまま基礎コン型枠では墨出しもしづらいですし、型枠組立も難しい訳です。なので、均しコンクリートで施工面を均す と考えます。そうすれば、正確なブロックの墨出しが可能で型枠も平滑な面に設置出来ます。 底盤が岩盤以外で、基礎砕石を施工する場合にはある程度平滑に基礎砕石を施工出来ますね。現実的には基礎砕石上でも位置出しは可能です(木杭を打って釘でピンポイントを出して水糸張り など)が、均しコンを施工すると確実に施工性も精度も上がります。 なので、土木構造物では標準的に均しコンが図面に描かれている訳です。 また、10cm厚については、公共土木では均しコンでもシールコンでも最低10cmってのが昔からの慣習になってます。10cmという数字に構造的根拠はないですね。ま、掘削底盤には不陸があるものとする訳ですから、その不陸を吸収して平滑に仕上げる為の必要厚さと理解すれば良いと思います。
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