最近は保育士が少ないらしいが本当なのでしょうか？

Question

最近は保育士が少ないらしいが本当なのでしょうか？

Answer 1

保育士が少ないというのは違うと思います。
保育士になりたいという人が少ないというのが正しい表現です。

一度離職した人が保育士になりたがらないので、資格保持者数が多いにもかかわらず人材難になっています。

原因は、子どもと向き合うことができない人が増えているということでしょう。

給料は大卒と比較すると確かに少ないのですが、大卒の３割が就職できないという事情をあわせて考えて見ますと、
毎月安定した収入がある保育士は、とてもいい仕事です。
それにもかかわらずやってみたら無理でやめていく人が多い。
都会のフランチャイズ的な保育所は、確かに人を使い捨てにしていますから、続かないのは当然かなと思いますが、
田舎では人を大事にしていますから、それでも人材不足というのは、人間のつくりの問題と思います。

子どもはサッカー選手のように走り回る生き物です。
真剣に向きあうと疲労困憊してしまう。

今年採用された、うちの保育園の若い先生も、ざんねんながら子どもと遊ぶとき、とても大変そうです。

長続きする先生は、女ながらに昔ガキ大将だった人とか、バレーボール選手だった人とか、体力があるように思います。

保育士には、親の育児を支援したり障害児保育を行ったりと、けっこう高い専門性が求められますので、
専門性に見合った給与が出ないことが、人材不足の原因といわれていますが、それだけじゃないと感じています。

まあ、保育園にもよりますね。
うちは、とても人間関係がいいですが、人間関係が悪い保育園もあるようです。

最後になりましたが、子ども園化することで、保育士が不足するという話を見かけたら、それは、上に書いたこととは全く別問題なので混同しないでください。

最近まで、大学によっては幼稚園免許しかとれないところが多かったので、
多くの幼稚園は子ども園化したくてもできない、あるいは、子ども園化すると、保育士資格を持っている人が足りなくなるという話です。
これに関しては、幼稚園免許しかもっていない人に簡単なテストを受けてもらって保育教諭という資格を与えることで解決することになりました。