エレベーターの解体作業手順

Question

エレベーターの解体作業手順解体工事をしていて、業務用の５トンエレベーターが３階に止まっています。
最上部の機械室でワイヤーをガス切りし、下に落とそうと思っています。
ワイヤーを切断した場合、かごは一気に落下するのでしょうか？
それともゆっくり降下していくのでしょうか？
電源がないので調速器は働かないのでしょうか？
注意点や他に良い方法があれば教えてください。

４階建ての３階に止まっています。
４階の上に機械室があります。
高圧線を撤去してあるので電源はありません。

Answer 1

４階建てでかごが３階に停止ということは釣合い錘が２階にあるということですね。
エレベーター保守会社に依頼（協力）して対応するのがいいのですが
ビル自体を解体する現場で過去にこのように実施した方法です。

①最下階乗場扉を頑張って開ける（機械ロックを外す）
②ピットを水いっぱい入れる
③最下階乗場を閉める（機械ロックは外さず扉が開かないように）
④機械室の調速機ロープを切断する（釣合い錘にもある場合は
昇降路下に部屋がある可能性あり）
⑤巻上機ロープを切断する
かごと釣合い錘がピットに自重で落下します。
ピットに貯めた水が緩衝の役割をします。乗り場にも相当の水が噴き出します。
調速機ロープを切断していますので途中で非常止めが効くことはないと思います。
⑥最下階乗場を頑張って開け解体する。
かごが落下した状態によっては扉は簡単には開けることができません。

管理監督者・現場責任者・職長とよく相談してみて下さい。