解決済み
工業簿記2級 予定配賦額と予算許容額について予定配賦額って実際操業度のときに発生すると予想される製造間接費の額ですよね?でも予算許容額も同じような意味ですよね?この二つってそれぞれ計算式は違うのに、なぜ言葉の意味合いが同じになるのでしょうか。
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予定配賦額と予定許容額は別物ですよ。 これ、部門別計算の2次配賦(補助部門から製造部門に転嫁するお話) の話でしょうか? それを前提でお話したいと思います。 ☆予定配賦額とはおっしゃるとおり、予定価格(変・個)×実際操業度です。 ☆予算許容額配賦は、予定変動費×実際操業度 + 予定固定額全額です。 予算許容額配賦とは一体何なのか。ご説明します。 製造間接費には変動費と固定費があるのはご存知ですね。 ・変動費に関しては 予定配賦額と同様に実際操業度を乗じた金額を配賦します。 これは操業度に従って発生する費用です。単価あたりで予算設定されてます。 予定していた価格×操業度が配賦されすことに疑問はないと思います。 ・固定費に関して。←問題はここです。 固定費に関しては、あらかじめ、製造部門からどれだけ使うかのお達しがあります。 補助部門はそのお達し通りに必要な操業度にかかる固定費を準備をします。 その金額が予定していた固定費全額です。 しかし、製造部門の勝手でそれよりも少ない操業度でしか使わなかったとしましょう。 予定していた固定費額と固定費の実際操業度での差額で操業度差異というものが出てしまいます。 もし、これが補助部門の責任(給料減らされる)とされたら、補助部門の人はどう思います? 製造部門のせいでこの差異出てんだろうと怒り大爆発です。 なので補助部門で予定された固定費に関しては全額製造部門に配賦されなければならないのです。 予定配賦の場合は、補助部門の人は怒り爆発です。 予定許容額配賦の場合は、きちんと責任転嫁されるので暴動はおこりません。 おまけ ☆実際発生額・・・実際に発生した金額。実際単価×実際操業度 ☆予定配賦額・・・予定価格に実際操業度を掛けた金額。予定単価×実際操業度 ☆予算許容額・・・変動費だけ実際操業度で乗じ、固定費は全額計上。 --------------変動費×実際操業度+固定費全額 ・実際発生額ー予定配賦額=予算差異と操業度差異が出ます ・実際発生額ー予算許容額=予算差異のみが出ます。 ?差異とは何か?反省すべき点です。 実際に出た金額と本来あるべき金額の差が差異です。 これをもって原価を管理します。 まぁ、分かれば楽しいですが、なんとなくイメージがつくだけでも十分と思います。 参考になれば幸いです
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詳しくは他の方がされてますから、略で。 >予定配賦額って実際操業度 >のときに発生すると予想さ >れる製造間接費の額です >よね? 細かくは、製造間接費の配賦額です。上記引用の言い回しは、予算許容額の方がしっくりきますね。 >でも予算許容額も同じよう >な意味ですよね? ま、同じように見えますね。 >この二つってそれぞれ計算 >式は違うのに、 違いますね。 >なぜ言葉の意味合いが同じ >になるのでしょうか。 同じではありません。同じ意味なら同じ額にならないと基本的にはオカシイでしょう? 試験の範囲にもよるかも?とは思いますが公式法変動予算のシュラッター図(重要度からは公式法かと思います。)などを作図して、どこが予定配賦額で、どこが予算許容額を指し示すか押さえるべきでしょう。余力があれば、テキストで定義をよく読みましょう。 借方差異=不利差異や限界利益=貢献利益みたいな感じで同じ、あるいは違いを気にしなくてよい用語もありますが、基本的には「違う」と思った方が良いです。 まだ早いとは思いますが、例えば直接原価計算と直接費の「直接」が指示する内容は全く一緒ではなかったりもします。 何それ?と思われるかもしれませんが、要は用語の取り扱いは慎重に!って事を言いたいだけです。 まずは同じと思わず違いに注意して読んでみましょう。
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