解決済み
公務員の事務の仕事(福祉) について現在、23区(特別区)の公務員の事務を目指しています。 私は公務員として多くの仕事をしたいと思っています。 その中で生活保護などの福祉関係の仕事に特に興味があります。 ですが、事務職の仕事内容がいまいち分かりません。 私の認識では、 ・生活保護などの受給を受けたいと思っている人の窓口案内。 ・実際に受給資格があるかの審査。 ・給付業務。 ・社会に出るためのサポート、ハロワに同伴して就職のあっせん。 ・自宅調査 といったところです。 また、福祉の専門職の方が、審査や自宅訪問などケースワーカーの仕事を行うということも聞いたことがあります。 実際は事務の方もケースワーカーになるのでしょうか? 役所の事務の仕事が大変というのは良く聞きますが、どのように大変なのかわかりません。 受給したいと考えている人の、資格を満たしているかどうかの調査などを事務もやるのですか? 1世帯1世帯、事務さんと、受給者の関係を築いていき、結果的には社会復帰、のような長期的な付き合いをしていけるものですか? どなたか詳しい方教えてください。 よろしくお願いします。
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福祉職でなく行政職でもバンバン配属されます。社会福祉主事がケースワーカーをやる上で求められる資格で、文系の学部を出ていれば大部分の人が該当します。 ケースワーカーの仕事は社会的、日常的、経済的自立の助長が理念だと思いますが、実際は自立意欲のあるケースは非常に少ないと感じていました。 具体的な仕事 家庭訪問 訪問は自転車でしょうから真夏、真冬は辛いです。古いアパートで掃除をしてない汚い部屋が多く、臭いし不潔。話し相手に飢えているせいか長話をしたがるケースが多い。独居の高齢者が死んでいて第一発見者になることも。不在がちなケースと事前に訪問を約束していたのにいなかったなんてよくある話。訪問後は記録をつけますが、これが時間がかかる。 給付事務 一時扶助なら申請書をもらって、パソコンに入力して、記録を書いて、決裁とって、通知書出せば終了。収入変更なら、収入申告書を受理してあとは一時扶助と一緒。ところが、収入申告書をみんながさっと出してくれる訳ではなくルーズな世帯が多いので、収入申告の催促が必要。扶助費の変更は前月一日までしか遡れず、収入申告が遅いとパソコンで計算することが不可となり、原議を作らないといけなくなることも。催促の電話はよく無視されます。そんなルーズな世帯が基準ぎりぎりまで稼いでると計算が毎月修羅場。 就労指導 稼働年齢層で就労可能なケースには就労を指導します。やる気が無いケースが少なくなく、保護を続けるために嫌々求職活動をやっている風みたいな。生返事ばかりが返ってくる空しさ。 生活保護申請の受理 相談係があれば、生活保護の受給資格があるかどうかを最初に面接して事情を聴き出し、真に保護が必要ならば申請書類を集めるということろまでやってくれます。相談係がないと相談業務もケースワーカーの仕事。 保護開始事務 家庭訪問に行って生活歴を聞いてきてから、記録にまとめて、不足している資料を出させて、入力作業して、金融機関に調査しまくって、扶養義務者に扶養照会して怒鳴られて、申請受理から2週間以内に決定通知を出します。最低一日はかかり他の事務が滞ります。 他法活用の指導 年金や児童扶養手当など、生活保護以外でもらえるお金は必ず手続きさせて受給させなくてはならないのですが、前述のとおりルーズな世帯が多いので催促に時間がかかる。他にも、障害者手帳が取れる人、自立支援医療に該当する人などにはその取得を指導します。これも催促が大変。そもそも活用できる他法があるかどうかをチェックする作業自体が時間がかかる。しかし、これを怠ると扶助費の計算間違いが起こったり、監査で間違いなく文書指摘されます。 課税情報の点検 年に一度、課税課から生活保護受給世帯の税情報をもらいチェックすると、収入申告していないのにアルバイト収入があったりする。面接して、資料を提出させて、事務所で会議して刑事訴追するか決めて、超お説教して、費用徴収の起案をします。担当地区から平均で年に5世帯はこういうのが見つかっていました。 相談という名のお願い事 一般の人には考えられないようなことを相談されます。例えば、蛇口のパッキンが壊れたからどこか売ってるお店探して~、粗大ごみ捨てたいんだけど代わりに予約しておいて~等。断るのも受けるのもケースの状況とケースワーカーの力量次第。 キーパーソン回避 天涯孤独なケースが緊急入院したりすると、病院の相談室からオムツ買ってこいだの、歯ブラシやパジャマを用意しろだの言われることがあります。他にも手術の同意書を書かせようとしたり、転院先を探せだの。これらは極力断るのですが・・・ クレーム対応 精神障害などのために問題行動のあるケースについて、近隣住民や家主等からクレームが来たりします。施設に入れろ、とか保護を切れとか無知が故のムチャぶりが多く、なだめるのに1時間くらいかかったり。ケースが家賃を滞納していて、家主から怒られることはとっても多いです。 調査回答 国や都から調査が時々来ます。これこれこういう世帯は何世帯か?とかそういうのが多いです。数えるのが大変。 受給証明書の発行、医療券の発券 保護を受けている証明書があると何かしらの利用料が無料になったりするので、これはしょっちゅう申請がありあます。医療券は病院に行くとき健康保険証の代わりに出します。一日に何度も申請が来ます。発券作業自体は専用の担当者がいるところが多いと思いますが、申請を受け担当者に持っていきケースに渡すのはケースワーカー。 事務作業だけをやってくれる事務専用の人なんて、おそらくたいていの自治体ではいません。担当世帯数は80世帯が目安だったと思いますが、昨今は受給者が急増していて、1人のケースワーカーが100件以上担当するのは当たり前。 ケースの代わりに病院、家主、不動産屋、近隣住民などから怒られることがしょっちゅうで、精神的に疲弊する仕事でした。
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