解決済み
今、高速道路にて舗装工事をしています。マーシャル安定度試験と舗設後にコアを採取し密度を測定するにあたって、何か関係性はあるのでしょうか?私の解釈では、マーシャル安定度試験はアスファルト混合物の配合を決定する為の試験、密度は、そのマーシャル安定度試験により決定された基準密度を元に、舗設後の密度を測定する物と思っていますが、間違っているでしょうか?また今の高速の現場でレベリングが一センチとかがあり、そのレベリング層も密度を測定するように言われましたが、現実には測定は難しいと思います。こう言った場合、マーシャル安定度試験から何か回答が求められるのでしょうか?
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某合材プラントの試験屋(品質管理)をしてるものですが,配合設計のおおまかな流れを説明します。 粒度の決定→5点のアスファルト量でのマーシャル安定度試験→最適アスファルト量の決定→最適アスファルト量でのマーシャル安定度試験(ここまで試験室配合)→プラント試験練りでのマーシャル安定度試験(認定品の基準密度)→実際の出荷合材での基準密度試験(高速現場の場合)となります。 基準密度とは、現場に持ち込む合材の密度の目安を決定することです。 私の意見としては、舗設後の密度の測定は,空隙(合材のすきま)が最適であるかの判断だと思ってます。締固め(コア密度/基準密度×100)の低い舗装は、空隙が大きく舗装が痛みやすいです。あと平坦性も悪化します。空隙がゼロに近い場合は、わだちが生じます。 質問にある、レベリングが1cmの密度測定でも,現場でコアをぬいていただければ、その層を分離して密度測定可能です。(コアカッター使用、運が悪い場合割れる)ただ、1cmのレベリング層に使用する合材の最大粒径が5mm以外の場合、現場でフルイをかけて施工となりますので、実際の粒度より砂部分が多くなるため基準密度とのズレが生じます(軽くなる)。1cmの場合、基準密度との関連性がなくなりますので一番厚い場所でコアをぬくようにしてください。 あと、舗装が薄い場合は、合材がさめやすく密度はまず出ませんので現場で注意が必要かと・・・。 レベリング層も締固めは、重要です。
なるほど:1
ご指摘の通りです。 マーシャル安定度試験により混合物の配合率が決められ、その密度を基準密度とします。 実際の舗設現場で求められる密度は、通常は基準密度の97%以上のはずです。 レベリング層の密度に関しては、1cm程度では常識的には測定できないと思います。 (マーシャル安定度試験は無関係です。) よって、発注者側と協議の必要があると思います。 プラントでのサンプル採取による密度試験結果、温度管理と転圧に用いたローラーの規格などから、通常の舗装厚で施工したと仮定した場合には間違いなく密度が出ているものと見なしてもらうのが現実的です。 それが納得してもらえないのなら、最もレベリング厚の大きい箇所をコア採取して、密度試験を行うほか無いです。 極論ですが、理屈は抜きにしてデータが証明されれば納得するのでしょうから・・・。 もし不安なら、この方に回答をリクエストしてみてください。 少なくとも、私よりは知識が豊富だと思いますので、何でも答えてくれると思います。 http://my.chiebukuro.yahoo.co.jp/my/nyagokamaro
なるほど:1
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