新卒都市銀行の資格ノルマについて教えてください。

Question

新卒都市銀行の資格ノルマについて教えてください。昇進昇格するための一つの条件として、
「資格取得」があると聞きます。

具体的な例を挙げて、教えていただけないでしょうか？

例えば、何年目までに、○○と△□の資格を取得しないと、
「□□」部署への出世コースから外れる・・・というような・・・。
よろしくお願いします。

Answer 1

>例えば、何年目までに、○○と△□の資格を取得しないと

それは銀行個々の昇進方法と直属上司の意向によるもので、また期待度（！）にもかかっていることです。

たとえば「銀行業務検定協会」という、銀行の社内資格試験を代行する位置づけの試験機関がありますが、並みの総合職ならそのつど、その時点の担当領域の最上級試験に受かることが要求される一方では、総合職の中でも特にエリートと位置づけられる層にはそういうものは求められず、「わざわざ試験を受けずとも、常識事項として心得ている」前提で次のステップに移ったりという扱いになることも往々です。

直属上司が「宅地建物取引主任者（＝信託銀行限定ですが）」や「税理士」、「中小企業診断士」などの国家資格を要求してくる場合、それは実質として人事部署の責任者から直接下りている指示だったり、または逆に上司側から人事に昇格ポストを抜てきしたい目的でのノルマだったりもしますが、「何年目までに」とかいう銀行業界のセオリーがあるわけでなく、あくまで銀行個々の慣習や総合職行員個々の能力キャリアに応じてノルマ化されるものです。

ちなみに、「並みの総合職」としていち早く自発的にものにしておきたいのはＣＦＰ（≒ＦＰ技能士１級）で、銀行業務全般の礎にもなる勉強範囲です。

いずれにしても、銀行業界（特にメガレベル）は休みの日の自発的出勤ということができないぶん、平素の日のサービス残業でどこまで実力能力をつけていくかで、その合い間にも資格試験等の勉強をしていくわけですから、メガバンクを狙う以上はとにかく勉強癖をつけておく必要があります。

※ただし、資格はあくまで「参考要素」でしかないことも確かです。平素の能力実績を上司が容易に評価できるのが銀行総合職の世界で、そうした面の評価が芳しくない総合職は資格試験でばん回できる余地のない競争社会、というイメージでお願いします