解決済み
司法書士の勉強を独学で始めようと思ってます。しかしまず何からどの様に学習していっていいかんからないのでどうか教えて頂きたいです。
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民法をやさしく説明したテキストを選ぶ必要があります。 民法の基礎ができれば,他の試験科目の殆どは自ずと理解ができるよう になります。 予備校での講座受講を勧められる方が回答者の中には多いと思います が,予備校の講師によっては講義があまりうまくなかったり,或いはあな たのスタイルに合わなかったりしますので,「投資額」がそれなりになるこ とを考えると慎重に選ぶ必要があります。 では独学すべきでしょうか。 テキストを出版している講師が優れた講義をするとは限りませんし,テキ ストの中にも「これまで出題されていない」点に拘っていて,的外れとま では言いませんが,基礎固めには不向きなつくりのものもあります。 テキストとしては学者が書いたものは受験には不向きですし,司法書士 試験では不動産登記法で非常に大きなウェイトを占める根抵当権につい て実務的に解説した本は寡聞にして知りません。 そうなると「予備校本」で受験向きの情報を仕入れつつ,どうしてもわか りにくかったり,正確な定義等を知りたいときに「学者本」を辞書として使 うことになるのですが,①「予備校本」には堂々と誤りが書いてあったりし ますし,②「学者本」をいきなり読むのはつらいので,独学もまた非常に 難しいのが実際です。 まず読みやすく書かれた「予備校本」を手にとり,読み始めて下さい。自 分の感覚と合うようであれば,そのまま読みつつ,例題演習を挟んでいく とよいと思います。そういう点でお薦めできるのは「オートマチック」という シリーズです。過去問ベースで説明され,表現の良し悪しに色々議論は あるにせよ,素人向きに書いてあって,過去問が途中で練習用に挿入さ れていますので試験のレヴェルを体感しながら学べるでしょう。 その際に大切なのは条文を必ずよく読むことです。当然ながら六法(三省 堂の「模範六法」か有斐閣の「判例六法」を使うべきです)を傍らに置い て,参照しつつ,その条文がなぜ存在するのか,なぜこの位置に置かれ るのかなどを考えると面白くなりますし,理解も進むと思います。 後日,条文を知っているだけでスイスイ過去問が解けることもわかるはず です。 一度,六法とオートマチック等のテキスト1冊を手に入れ,勉強してみてく ださい。それで面白さを感じれば,おそらく受験勉強を続けても大丈夫で しょう。 その上で予備校に通うかどうかを決めてはいかがでしょうか。なお,読む だけでは眠くなりそうでしたら,ノートを1冊用意して,テキストでわかりに くかった箇所を書きだして,自分なりの理解を自分の言葉で書いたり,自 分ならこう記述するけどな,みたいな感覚でテキストの表現を書き直した りする作業を入れると退屈しないと思います。 司法試験は学識を問われますが,司法書士試験は知識を問われる試験 だと思います。 一度頭に入れた知識から縦横のつながりで知識を増やすことがあるとき から加速度的にできるようになるはずです。
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