日本のキャバレー等に興行で来日するフィリピン人ダンサー等は３ヶ月乃至６ヶ月滞在しますよね。 その間の給料の支払いや所得…

Question

日本のキャバレー等に興行で来日するフィリピン人ダンサー等は３ヶ月乃至６ヶ月滞在しますよね。
その間の給料の支払いや所得税などはどのような仕組みでしょうか。また、それらのタレントが日本滞在期に病院にかかった場合の医療費は誰が負担するのでしょうか。

Answer 1

給料の支払いは・・・・・

帰国時に空港で支払います。

6ヶ月働いた場合なら5ヶ月分を支払います。(1ヶ月分は入国前に“1monthアドバンス”として前渡ししています。)

“1monthアドバンス”は、来日の為の衣装や家族の当面の生活費で“あっと”言う間に消えてしまうみたいです。

所得税に関しては・・・・・・

興行の場合は、収入の20%を外国人税として支払わなければなりません。

入管への申請時に“雇用契約書”の金額は20万円が慣例となっていますので、月額40,000円の税金を払うって事です。

しかし・・・・・

実際に全額を納税しているプロモーターなどいないと思います。

ただし・・・・・

3ヶ月ビザで“在留期間延長”をする場合は、2ヶ月分のみを納税していました。

入管での審査時に“納税状況”を確認する為に“納付書”の添付を求められていましたので・・・・・

余談ですが、その2ヶ月分を納税するのも嫌がって“銀行の領収印”を偽造して逮捕されたプロモーターもいました。

2004年頃からの入国管理局の摘発の強化や興行の入国数の減少と、外国人税の未納を税務署より指摘されて“資金難”に陥って廃業となったプロモーターはたくさんいました。

一時期、東京近郊では、『プロモーターがベンツを買ったら、入国管理局/税務署にやられて死ぬ』と言われていて、実際に多かったです。

保険に関しては・・・・・

日本で保険に加入させています。(死亡時で300万円の掛捨てタイプです。)

その保険は、自動車の保険と同様に“使用時に1回に付き5万円は自己負担”の制約がありますので、小さな病気の場合は使いませんでした。

もし、病院に行ったが保険を使わなかった場合は、“本人”“プロモーター”“お店”のどれかが支払います。

風邪で病院に行っても1～2万円位なので、“お店”か“プロモーター”が支払ってあげる事が多かったです。

ただし・・・・・

タレントが“性行為感染症”の場合は、ちゃんと“プロモーター”と名乗って治療費は本人に払わせました。 自分がパートナーだと思われたら恥ずかしいので・・・・・

そして、“あまり使えない”万が一の保険ですが・・・・・・

知り合いのプロモーターで、“交通事故”と“結核による吐血で窒息死”のケースで300万円の保険金を受け取って、そのまま家族に全額を渡して“訴えられなくて済んだ”と言うのは聞きました。

長くなったので････ この辺で････

Answer 2

全てのプロダクションやプロモーターが同じではありませんが、
多いのは・・・・・・・

1.給料はファーストタイマーで450ドルくらいで、日本へ行く前「アドバンス」
として1か月分を先に貰います。
残りの給料は日本から出国する際に貰うことが多いです。
中にはフィリピン側のでの契約となるためにフィリピンへ戻ってから、
プロダクションから貰うこともあります。

日本で帰国する前に貰う場合は、フィリピン側のプロダクションやプロモーターは
その給料の中から日本へ行く前に作った借金や手数料を貰うことになるので
フィリピンの空港で待ち構えていますよ

2.税金は日本での支払いは無いようです。
しかし食費として1日500円渡されることになるのですが、中には1日500円を
10日間分手渡される際、何故か？税金として500円差し引く経営者もいました。

3.医療費などは通常日本側のプロダクションやプロモーターが支払うことが
多いのですが、お店側の責任としているところもありましたし、中にはそれを
借金として給料などから差し引いたりする業者もいました。

タレントの多くは10日間毎にリクエストやドリンク、フードを集計して、バック
マージンが支払われる仕組みになっていて、人気のある子なら週に100や
200というリクエストがあることもあり、一度に10万円、20万円のバックを
手にする子もいました。

今年に入ってかなりのタレントが興行ビザで入国しているようです。

特に福島県などの被災地域では、知事などが申し入れをしたのか？
多くのタレントが入っているようで、一部のプロモーターは以前の盛況だった
頃に近づくほどだ！という方もいます。

まぁ～全てがそのような場所へ行けば良いのでしょうが、現在フライング
ブッキングと呼ばれているお店側から求人がないのに、あるように偽って
申請し、日本に来てから派遣するお店を探すということが増えているようです。