“国税専門官”という職業が今気になっています。 ひとくくりに国税専門官といっても3ﾊﾟﾀｰﾝあると聞きましたが、どんな…

Question

“国税専門官”という職業が今気になっています。
ひとくくりに国税専門官といっても3ﾊﾟﾀｰﾝあると聞きましたが、どんな職業なんですか？
また、なるのにはどういった資格・試験・条件等があるのでしょうか？

Answer 1

簡単に言えば税務署員です。
国税査察官、国税調査官、国税徴収官があり、ほとんどの人が調査官か徴収官です。
税務署員の仕事は財務省の高級官僚試験に採用された人が研修で数年程度経験することを一生の仕事とします。

受験するのに資格等は一切関係なく年齢のみが受験条件になります。
税務署員というのは平たく言えば国の収入を増やすために納税者が働いたお金、先祖が残した財産から税金を取り立てるのを仕事とするため非常に嫌われます。国が雇ったヤクザなんて揶揄されます。
そのため、納税者から罵声、怒声を浴びせられるのは日常茶飯事ですから精神力とバイタリティーが求められ公安系に近い職種と言えます。
ちなみに、県庁や市役所職員は税務関係の部署に配属されるのを一番嫌います。それほど税金の取り立ては辛い仕事です。
国税専門官試験の選考方法は一次試験が教養、専門、適性検査、専門記述、二次試験が面接、身体検査です。
上述したような仕事内容ですから、筆記試験の成績がよくても面接でＡ～Ｅ評価のうちＤ、Ｅがつくと適性なしと判断され不合格になるほどシビアです。