解決済み
-研究職の現状-私は研究職の内定をいただきました(ちなみに中小企業です)。 就職活動で研究職全般のことは調べたのですが 現場の方の声を聞くチャンスがありませんでした。 研究職に就いていた経験のある方、また 現在研究職に就いてらっしゃる方、 ぜひ生の声をきかせてください。 日常業務、注意点、失敗談、人間関係など、なんでも構いません。 よろしくお願いします。
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過去に中小企業から大企業まで研究開発関係(主に電子回路)に従事していた者です。 研究の素材(対象)と会社の社風(結果の求められ方)等によって状況は全く異なると思われますので、参考までに・・・ ①中小企業においては、研究・開発→製品化による収益が直結しています。基礎研究や要素研究等を行っている余裕がないことが殆どです。研究の段階から製品化や量産化に向けての対費用効果を組み込んでいく必要があります。特に研究職に陥り易いのがコスト判断の不備で、研究が長引くことにより、固定費(設備費)等の回収が遅れ、会社の収益(財務)に深く影響を与えること等を全く理解できていない場面が見られます。 研究職と云えども、企業に属する社会人なので、業務に対する期限(1つの研究に対する完了期限)と係る費用の収益における影響度の理解が必要です。(大企業では研究会開発費は会計上、別枠になる事が多いです。中小企業の場合は人件費→変動費、設備→固定資産等に組み込まれます。) ②自身の中で一生、研究専属職で進むのか、途中で管理職者への道を進むのかを早く決めた方が良い。一生、研究職(言葉が悪いですが、いわゆる専門バカ)で進むなら、この分野に関しては他の追従を許さない・・・ぐらいの技術レベルを早期に確立する必要があります。中途半端な専門バカの場合、超優秀な新人が入社したような際に非常に立場が悪くなる傾向があります。又、中小企業では在籍年数が長くなると否応なく管理する立場に成らざるを得ない場合があります。研究畑の管理職者の場合、研究に対する専門知識のみならず、①のような財務的知識に加え、労働管理全般の知識等が必要になります。(中小企業の研究畑では、財務知識や労働管理知識無しで管理職をしている人が圧倒的に多く、全般的に視野が狭く、会社の規模向上面に対し悪影響となっている場面を多く見聞してきました。)ある年齢(30歳~)に達したら、積極的に専門分野以外のお勉強をすることが望まれます。 ③大企業の研究職の場合、特に評価が特許数(出願数)で決まるような場合、研究内容等は社内でも明かしません(要は自分以外は誰も信用できない)し、グループ研究の場合でも、自身が知り得た情報の積極的な情報開示はしない傾向(隠密主義)が見られます。(第三者として観察した経験としては)その人も意識しないまま、”社会人として如何なものか?”という性格になってしまう傾向があります。中小企業に在籍中、上記に当てはまる人が転職してくることがありましたが、集団活動が出来ない故に殆ど、長続きしませんでしたね。 ④研究職で評価が成果制の場合、(会社の規則にもよりますが)給与が固定制の場合が多いです。(出勤時間や勤務時間が個人判断で自由) 昨今、労働時間(残業時間)はかなり制限をされますので、いくら仕事が好きでも”24時間職場に居る”なんてことは会社が許しません。昨今、会社のデータは外部への持ち出し不可となっている場合も多いので、データ整理は家に帰ってから・・・と云うのも難しくなっています。仕事好き(研究好き)の人には逆にプレッシャーになるかも。退社時に残業代未払い等で揉める人もいましたが、(固定給与である場合、)勤務超過の判断は個人の責任となることを理解する必要があります。 ⑤(これは余談ですが)、研究職者の場合、結婚時期が早いか、遅いかが極端に分かれる傾向が見られます。私の周囲を見渡すと、研究(仕事)が好きでたまらない人は40歳越えても独身者が多いです。早い世代だと25歳までに殆ど結婚してますね。(大学時代に海外留学した者では若くして国際結婚している人もいますよ。) 長文にて失礼しました。今後のご活躍をお祈りいたします。
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