二級建築士資格について質問です。1２，３年ぐらい前に当時大学生だった友人が建築関係の業界に急に興味を持ち、

Question

二級建築士資格について質問です。1２，３年ぐらい前に当時大学生だった友人が建築関係の業界に急に興味を持ち、そのままの勢いで大学を中退→それ系の専門学校に入学→卒業→設計事務所に就職
と順調に自分の希望を実現させていったのですが、この間久々に逢ったら“もう勤めていた事務所は辞めて、今は派遣で工場で働いていて、今後、建築・設計の業界には戻るつもりはない”との事。気になったので理由を聞いてみると“前に勤めていた事務所はあまりに忙しいので二級建築士の資格取得の勉強が全く出来なく、無資格のままでこの業界にいても将来性がないので辞めた”と言ってました。友人は前の事務所に10年以上勤務していたので、全くの素人ではなく現場から学べる環境にいて、さらに複数年に渡ってちゃんと勉強すれば資格取得も可能なのでは？と素人な僕は思ってしまいました。それほど二級建築士の資格取得はむずかしいのでしょうか？

Answer 1

建築系の専門学校を卒業されたのでしたら、卒業すれば二級建築士の受験資格が得られますから、忙しさに負けて勉強しなかっただけだと思います。

確かに、二級とはいえ簡単な試験ではありません。
学科４科目と製図の試験があり、出題範囲が建築全般に渡るので、業務に関係無い部分の知識も必要になります。
設計事務所なら、施工の知識は皆無でしょう。
また、製図に至っては仕事はCADしか使わないのに手書きです。

とはいえ忙しい中で勉強してこの資格を取るのは誰でも同じです。みんな遊ぶ時間どころか寝る時間を削って勉強します。

私も専門卒ですが、同級生で建築業界を離れた人も少なくありません。やはり、忙しくて資格が取れなくて…。と同じような事を言っています。薄給で家族が養えないから。という人もいます。
特に小さい設計事務所に勤めた人に多いですね。

でも、ちゃんと一級建築士を取り、自分で設計事務所を開いた友人もいますし、建築会社に勤めた人は、ほとんど今でも勤めています。

なぜか、学生時代に優秀だった人に限って建築から離れてしまったように思います。夢が大きすぎて実現出来なかったからなのかな？と個人的には思います。

設計事務所に勤める人は、芸能人になりたいと思う人に似ています。いつか、有名になって高給取りになるために最初は薄給でも頑張る。
しかし、現実は頂点を極める人は極わずか。極められなかった人は去っていく訳です。
能力だけではなく、運もあると思いますけどね。

ま、実際にその方がどうかは別として、触れて欲しくない部分だと思います。
学生時代の友人は仕事の話抜きで話せる大切な存在だと思いますから。

Answer 2

建築士法では大学や高校で国土交通省大臣が指定する建築に関する科目を修めていない人については、7年以上の実務経験をもって受験できると定めてあります。
ただし、建築の実務というのは厳しく、なかなか受験勉強のための時間をとることは難しいのです。
それでも、皆さん建築士の免許を取っていますので、本当に必要なのは試験に受かるという意思なんでしょうね。