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消防署に今のような梯子車や放水車が配備されたのは昭和何年頃ですか? 確か、子供の頃1989年に消防署のイベントで4…

消防署に今のような梯子車や放水車が配備されたのは昭和何年頃ですか? 確か、子供の頃1989年に消防署のイベントで40mまで伸びる梯子車に乗った事があるので、1989年には今のような梯子車があったと思います

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    現役消防官です。 日本においては、すべて輸入に始まって発達、発展し、さらに独自のものを開発、改良してきたことは、よく知られているとおりです。 このことは消防用の梯子車を始め、消防機器全般についても言えると思います。 わが国の梯子車の歴史は、明治36年にドイツより輸入された救助梯子車に始まりますが、これらは二頭立ての馬車が曳引するものでした。 本格的な梯子車の輸入は、大正に入ってから名古屋市がイタリア・フィアット社の車両、そして東京もドイツ・メルセデスベンツ社の車両を輸入しました。 昭和に入りようやく国産化が始まり、ドイツの梯子車を参考に生産されるようになりました。 また、戦後から他のメーカーでもアメリカ・マック社の梯子車を参考にした車両の生産も始まり、現在までユーザーの要望などで多種多様の梯子車が生産されてきました。梯子車というと高層建物の災害に対応する消防車両ですが、現在は高さも限界となり、機能性が重要視されています。 より多くの命を確実に救助するため、梯子車も日々進化を続けています。

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