現役消防官です。 日本においては、すべて輸入に始まって発達、発展し、さらに独自のものを開発、改良してきたことは、よく知られているとおりです。 このことは消防用の梯子車を始め、消防機器全般についても言えると思います。 わが国の梯子車の歴史は、明治36年にドイツより輸入された救助梯子車に始まりますが、これらは二頭立ての馬車が曳引するものでした。 本格的な梯子車の輸入は、大正に入ってから名古屋市がイタリア・フィアット社の車両、そして東京もドイツ・メルセデスベンツ社の車両を輸入しました。 昭和に入りようやく国産化が始まり、ドイツの梯子車を参考に生産されるようになりました。 また、戦後から他のメーカーでもアメリカ・マック社の梯子車を参考にした車両の生産も始まり、現在までユーザーの要望などで多種多様の梯子車が生産されてきました。梯子車というと高層建物の災害に対応する消防車両ですが、現在は高さも限界となり、機能性が重要視されています。 より多くの命を確実に救助するため、梯子車も日々進化を続けています。
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