臨床心理士指定大学院卒業後、法務技官の試験を受けようと思います。 法務技官の主な仕事は心理査定と聞いているのですが…

Question

臨床心理士指定大学院卒業後、法務技官の試験を受けようと思います。

法務技官の主な仕事は心理査定と聞いているのですが、臨床心理士としての専門性を活かせるのでしょうか？

Answer 1

活かせます。大学生で、臨床心理士を目指しておられるのならお分かりだと思いますが、本来の臨床心理士の仕事は、個人や集団がどのような課題を抱えているのかを心理学的方法（心理面接、心理検査など）を用いて査定し、その査定に基づいて具体的な支援プログラムを作成することと、プログラムの進行をマネジメントすることです。支援プログラムのうち、心理支援の部分（カウンセリング、心理療法など）を自ら実施することもありますが、本格的な心理療法を行うためには、臨床心理士になるための勉強とは別に専門的なトレーニングを受ける必要がありますので、臨床心理士としてできるカウンセリングや心理療法は比較的ベーシックなものに限られます。
この意味では、鑑別技官の仕事は、臨床心理士の仕事の本道をいくものです。以下に法務省のサイト内の鑑別技官の仕事を紹介しているページを貼っておきます。

http://www.moj.go.jp/kyousei1/kyousei_kyouse15.html#1/

ここに書かれている通り、鑑別技官の仕事は主として少年鑑別所に勤務し、家庭裁判所から送致された非行少年について、各種の専門的検査、面接、調査を行い、知能や性格等の資質上の特徴、その少年が非行に走るようになった原因、今後どうすれば健全な少年に立ち戻れるかといった処遇の指針等を明らかにします。
また、一般にはあまり知られていませんが、少年鑑別所では、一般の人からの非行の問題、性格の問題、家庭内暴力、いじめや不登校などの相談に応じており、そうした相談は鑑別技官が担当しています。

なお、鑑別技官の採用試験は、来年度よりA種認定鑑別技官採用試験から法務省専門職員（人間科学）に移行するのに伴って、受験要件や試験内容が大幅に変更になりますので、ご注意を。詳しくは人事院のホームページでご確認ください。

Answer 2

いかせますよ。ただじっくり面接できるかどうかはわからないけど。
査定が好きな人はいいとおもいます。
まあ好きでも嫌いでも、心理の仕事のある部分は査定だけど。
入ってからの研修もわりかししっかりしていると聞いています。