日本音楽療法学会認定の音楽療法士です。 音楽療法士の勉強を本気でしようと思って、学校へ行ったり、必修の講習会を受けたりしますと、「心理学」(多くは「○○心理」という形で)は必修です。 ただ、どの程度勉強するかという点については、対象者や、どの理論に基づいた音楽療法を行うかによっても違いますし、 何心理学(臨床心理・障害心理・発達心理・実験心理・犯罪心理etc.)を重点的に学ぶのかも違ってきます。 (例えば、精神障害者を対象にするのでしたら、かなり勉強しなければなりませんし、 精神分析をバックボーンにした音楽療法(「精神分析的音楽療法」)の場合だったら、そのような心理学(精神分析)が必要ですし、 発達障害児などを対象にして、発達理論に基づく音楽療法を行おうとしたら、余り深くやらず、やるとしても発達心理学が主となるでしょう)。 2点目ですが、 海外と言っても様々だとは思いますが、 現在の日本で安定した収入を得るのが難しいのは確かです。 先ず就職が出来るかという問題がありますし、 施設等に就職できたとしても、音楽療法だけやっていれば良いという環境の人は少ないと思われます。 また、自宅開業という手もありますが、いきなりお客さん(クライエント)が着くとは思えません。 ただ、海外に行けば簡単に食べていけると思ったら、それは甘い考えでしょう。 3点目ですが、 楽器は出来るに越したことはありませんが、出来なかったら出来ないなりにやるしかありません。 例えば、私はピアノですが、リストやショパンの難曲がスラスラ弾けるかと言えば弾けません。 しかし、演奏テクニックそのものは余り高くありませんが、場を「見る聴く感じる」して、即応(クライエントや場に応じてすぐに弾き方を変える)することでセッションを維持しております。 もちろん、練習を重ね、技術を高める努力を怠ってはいけませんが、 本番では、無理をせず、背伸びせず、自分の出来る範囲(出来れば少し余力を残す程度で)でセッションを維持できればいいと思います。
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