いろいろな方が回答しておられますが、間違いも多いようなので整理してきちんと回答いたします。 自衛隊にある「職業」と言ってしまうと、主に戦闘に従事する「自衛官」、自衛隊の活動にかかわる業務を取り行う「事務官、技官(いわゆる防衛省の職員)」、国会議員から選出される「政務三役(防衛大臣、防衛副大臣、防衛政務官)」としか分類できません。 もし質問者の質問の意図が「自衛隊員の中には戦闘を行う以外にどのような仕事をする隊員がいるのか?」というものであれば、一部の回答者が答えているように、経理、補給、調理、武器整備、航空機整備、、医師、歯科医師、薬剤師、建設、音楽、警務、法務等様々な職種が存在します(なお人事や広報といった仕事は「職種」としてはみなされません)。これらの仕事を行う隊員はいわゆる自衛官であり、医師や歯科医師などの医療行為に携わる隊員以外は、国際法上「戦闘員」と見なされます。「医官も戦闘員」とした回答がありましたが誤りです。医療行為にあたる軍人が戦闘に参加するのは国際法に反しますし、非戦闘員として保護される立場を失います。また警務官のことを「特別司法警察員(?)」と言っておられましたが、正しくは「特別司法警察職員」であり、これは一般司法警察職員である警察官と同様に、警察権を持ち犯罪捜査を行う海上保安官や麻薬取締官等の総称であり、自衛隊では「警務官」がこれに当たります。
戦闘員としての自衛官と、事務官、技官としての非戦闘員に大別されます。医師である医官、警察官である特別司法警察員も戦闘員に入ります。ただし、軍法会議等の軍事法廷は存在しません。戦う何でも屋ではありますが(笑)調理師も会計士も皆が戦闘員です。
今回の東日本大震災でお分かりかと思いますが、自衛隊はすべて自分達で完結できる組織です。 消防署員や警察官は自分たちも被災者なので、家族が行方不明、寝るところがない、水や食糧がない、電話もないことになります。 ところが自衛隊は、車もガソリンもテントも食料も水も工事用車両も医者も文字通り全部自分で持ってこられます。道路がだめなら、海からでも空からでも運んできます。なんなら道路も作っちゃいます。 ですから、たのもしい最強の組織で、訓練に明け暮れて万一の準備をしています。 従って、自衛隊の中にはすべての職業があると行っても過言ではありません。なんたって軍法会議っていう裁判所まであるんですから。
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