100人の内部監査人がいれば100通りの個性がある。内部監査の資格を取得し、拙いながら内部監査部門の仕事をやってきた自身の実感です。 たとえば、警察官や消防官には責任感、自衛官には勇敢さ、営業には社交性、経理には慎重かつ緻密な性格等々、ステレオタイプで言えば適した性格はあるのかもしれませんが、内部監査について言うと、本当に様々なパーソナリティがありますね。例えば.. 1.観察力がある人 単に人のアラに気が付くと言う意味ではなく、人間に対する深い興味を抱き、本当に人間が好きな人です。鋭い感覚は平素の好奇心に養われ、観察力は本質的な指摘の実施につながります。 2.人間的魅力に溢れる人 相手から高い信頼を勝ち取り、高い共感を得て監査をスムーズに進めることができます。容姿の問題ではなく、相手の話に真摯に向き合い、耳を傾けることができる人には、自ずと人は魅力を感じるようになります。 3.論理的思考ができ応用力ある人 もちろん、そのためには知識・経験も必要ですが、広い視野を持ち、何事にも偏見を排した柔軟な思考態度を取ることが要求されます。そしてそこから生み出される創意工夫にあふれた改善提案が組織に高い付加価値をもたらします。 4.粘り強い人 良い意味での諦めの悪さが必要です。成功するための秘訣を聞かれ、「諦めないこと」と言った人が居ましたが、あきらめない人だけがゴールにたどり着くことが出来ますし、知識、技術を修得するための努力も惜しまなくなるでしょう。 5.自立心を持った人 独立性、客観性を持った判断をするためには誰かに依存するのでなく、自分自身を信じ、正しいと思ったことを実行できる心が必要です。ブレず揺るがず、しかし独善に陥ることなく。そのためには高い使命感も必要になります。「頼られる監査人」とはそういう人のことを言うのではないでしょうか。 「これが正解」と言うものは無いような気がします。 内部統制、品質、情報、会計..様々な内部監査をやって来ましたし、各種各様、多くの内部監査人とも付き合ってきましたが、様々なタイプの内部監査人がいる中で、貴方なりのスタイルを確立して行ければ良いのではないでしょうか。
なるほど:1
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