労災（通勤災害）の認定について。先日、朝の通勤途中に駅ホームにある階段で人に押されて転落しました。

Question

労災（通勤災害）の認定について。先日、朝の通勤途中に駅ホームにある階段で人に押されて転落しました。救急車で運ばれ、病院で診察を受け、足の甲の骨折と靱帯断裂で全治３ヶ月と診断されました。明後日は手術です。転落時にお財布がなかったことから、警察官や刑事の方にきていただきましたが、朝のラッシュ時で故意にやったっていう証拠もないし、階段のとこに防犯カメラもなく、目撃者も見つからないってことで、事件じゃなく事故ってことになりました。そこで質問なのですが、こういったケースでも労災（休業補償を含む）の認定がされる可能性は高いでしょうか。刑事の方は労基から問い合わせがあった際にはきちんと答えられるようにしとくと言われました。また、その時の通勤経路は会社に申請した経路で寄り道などはしていません。今回の事で無職になり、今後のことが不安でなりません。よろしくお願いいたします。

Answer 1

元、監督署職員です。

大変でしたね。
階段の場合、頭を打ってなくなったり、歯が全部なくなったり、
女性で顔が変形してしまったり、
脊椎損傷により重大な後遺症が残ったりするケースも見かけました。
前向きに考えるようにした方がいいと思います。

押された可能性がある場合、補償すべきはその相手になりますが、
警察でも確認できないような状況では、今後見つかる可能性は低いと思います。
労災では、
①療養給付（治療の現物給付）：病院窓口に請求書提出
②休業給付（休んでいる間の平均賃金約８割の給付）：監督署に請求
③後遺症が残れば障害給付：治ゆ後監督署に請求
がその対象となりますが、「第三者行為災害届」を提出しておけば、
第三者不明のままでも、労災から給付がなされることになります。
もし、押した第三者が見つかった場合、その労災の経費が
国から第三者に請求されることになるだけです。

まずは、後遺症が残らないようきちんと治すことが最優先です。
手当も、報酬ではないので、平均賃金の約８割ですが、
休業の必要のある範囲で、暦日に対して出ますので、
しっかり治して、次の仕事に向かえるよう、
気持ちの整理をつける期間として位置付けて
頑張ってください。