23日のﾆｭｰｽで大和ハウスが労働基準監督署による是正勧告を受けた社内調査で明らかになり、サービス残業分全額３２億円を支…

Question

23日のﾆｭｰｽで大和ハウスが労働基準監督署による是正勧告を受けた社内調査で明らかになり、サービス残業分全額３２億円を支払いました。 私の会社も誰もが知ってる会社ですが、サービス残業が横行してます。社員にはコンプライアンスを徹底し、違反すれば吊るし上げするのにサービス残業は当たり前です。
社員は解雇や不当な扱いを恐れ誰も言いません。
会社側にサービス残業代を支払わすには、どのようにすれば良いのでしょうか？
どなたかご教授して頂けないでしょうか？

Answer 1

一般的に従業員がすぐに用意できるのが、給与明細や業務日報、業務で送受信したメールぐらいでしょうか。
これだけですと、証拠としては少し弱いので、タイムカードや出勤簿、賃金台帳のコピーを入手します。
これらは、会社に保存義務がありますので、提示を求めれば出してくれるはずです。
それと、就業規則があれば、見せてもらって下さい。特別な労働時間制度を導入している可能性もありますから。

収集したものから、今までの未払い残業代(2年より前のものは時効で請求できません)を計算し、会社に提示して下さい。
給与25万くらいで、1日2時間程度の残業でも150万円くらいにはなります。
あなたがしてきた残業が正当なものであれば、全額もらう権利があります。
払わなければ労働基準監督署(以下労基署)に相談したり、裁判も視野に入れている旨を伝え、会社の出方を見ます。
※あなただけの未払い残業代だけではなく、他の社員の分も合計すると、その額が上がりますので効果があります。

会社が全額払ってくれないことも多いので、その際は交渉するの方法の一つです。6割とか5割とか。
全く払われないのに比べれば、半額でもよしとする人もいますから。

ここまでが、一般の人でもある程度できる方法です。
しかしこれらのことをすると、会社から目を付けられたり、居づらくなる可能性が高いです。
未払い残業代を請求する人に、退職を決めている人もしくは、既に退職した人が多いのもそのためです。

支払いに応じてくれないようでしたら、労働基準監督署へ相談にいき、具体的に何をしたらいいか支持を仰ぎましょう。
労働基準監督署が是正勧告や支払い命令等を行い、会社がすぐに応じてくれればいいのですが、なかなか応じない場合もあります。このあたりの対応は労基署によって差があります。
最終的に裁判になる可能性も頭に入れておいて下さい。
ただし、未払い残業代は、明らかに会社側に非がありますので、勝つ可能性もまた高いことも頭に入れて置いて下さい。
※少々の根気を要しますが。

一人で動くと気が滅入ってしまうこともありますので、信頼できる他の社員と動くこともアリかもしれませんね。
頑張って下さい！

Answer 2

出勤簿、タイムカード等の物的証拠を揃えて労働基準監督署に行く。

運がよければ大和ハウスのように、立ち入り調査、是正勧告で未払い分の支払いがあるかも・・・。

相手にされなければ、代理人（弁護士・特定社会保険労務士）を立てて給与未払い等の民事訴訟を提起する。

裁判官次第ですが、勝訴すれば未払い分の支払いがあるかも・・・。

支払わなければ、会社の資産の差し押さえの強制執行を裁判所に提起する。