現在大学院で建築(構造系研究室)を専攻しています。 先日就職活動を終えました。 私の友人にも学部を出て構造設計職に内定をもらった人がいます。会社の規模にこだわらなければ大丈夫ですよ。 しかし、大手設計事務所や準大手レベル以上のゼネコンでは難しいと思います。私が就職活動をしている時も周りは全員修士課程の学生でした。中には募集要項の時点で大学院以上と明記されている場合もあります。これは構造設計だけではなく、意匠・設備設計といった全ての「設計職」でいえることです。 設計職を目指す場合、専門性を求められるためか、必ずと言っていいほど面接の際に自身の研究内容についてプレゼンをします。やり方としては研究をビジュアル的にまとめて、紙芝居形式に発表したり、模型を持ち込んだりして説明するものです。その後、面接官である構造設計職の方からの質問に答えます。相手はプロですからかなり専門的なことを聞かれる場合があります。また面接官が予習できるよう、エントリー時に研究内容をまとめた書類をA4とかA3サイズ1~2枚で要求されることが多いです。 それに対し、学部生ではこのような資料を準備できるほど研究が進んでいないと思います。(ちなみに建築業界の就職試験はかなり早く、2012年4月に就職する場合は2011年の1月の終わり~3月の間にエントリーシート提出から筆記・面接試験、内々定者決定までが終わってしまいます。場合によっては研究を始める前になってしまうかもしれません。) 「構造設計」のみにこだわらなければ、「ハウスメーカー」の設計職という手もあります。住宅に設計対象は限られますが、意匠設計から構造設計まですべて手掛けることになります。学部生が多いということでも有名です。 補足をつけていただければ、もっと詳しく説明することもできますよ。就職活動頑張ってください!
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