解決済み
日商簿記2級を勉強している者です。 いつもお世話になっております。 過去問の第113回の第4問をやっていていまいちわからないのです。 賃金・手当勘定に、修理工賃金等が入らず、いきなり製造間接費勘定の間接労務費に入っているのが不思議でなりません。 また、直接工の間接労務費は賃金に入っているのに修理工賃金(=間接労務費)は入らないというので更に不思議です。 どうしてでしょうか?
回答ありがとうございます!今日学校の先生に聞きにいったのですが、結局わからず‥ 先生よりずっとわかりやすいです(笑) では、この解答用紙の賃金・手当勘定を「直接工についての勘定だ」と見分けるには、どこで判断するのがよいですか? 説明していただいたところから考える力がなくてすみません‥
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簿記2級所持者です。 ちょうど、受験直前にやってた過去問の答案用紙がありました。 一応満点でしたので解説します。 確かに2級工簿でも比較的に難しい問題だとは思います。 まず勘定連絡図(と言うより、仕訳の流れ)は理解できていますでしょうか?不安な場合は、一度具体例を何かしら考えて(例:車の製造過程など)、ストーリー化させると良いでしょう。 本問での賃金・手当勘定は、一般的にいわれる「労務費」勘定の【内訳】と判断できるものです。 ですので 借方側には労務費の支払高、つまり発生原因(どこから来たの~?)が生じ、 貸方側にその労務費の行き先、つまり使用用途(どこに行ったの~?)が記帳されることになります。 (分かりにくい表現でしたらスミマセン・・) では、賃金・手当勘定を見ていきます。 まず対応する問題文は4です。 【文の最初にご注目ください。これは、「機械工および組立工賃金」に関する項目です。つまり、直接工に対しての項目であると判断できます。】 ①未払賃金の最振替仕訳と見越しです。 当期総支給支給額+当期未払-前期未払=当期消費額 (※「期」であることに注意です!月単位である場合が多いのでヒッカケです。) 3級で習った内容ですが、ここは理屈を必ずちゃんと理解したうえで、丸暗記してしまうのが時間効率が良いです。電卓で一瞬です。 (※ちなみに前払いの時は逆です。当期総支給支給額+前期前払-当期前払=当期消費額) ②直接労務費と間接労務費 前提として、直接工の直接労働時間以外は全て間接労務費です。 ここでご質問者様も悩まれたかと思いますが、 【もちろん、本問でも「当期直接賃金2,200万円」は製造直接費となり、仕掛品勘定にGO!となります。それ以外(直接工間接賃金と手待賃金)は製造間接費勘定送りです。】 以上が理解出来れば、賃金・手当勘定の【】全てが埋まります。 次に問題文5です。 工場の修理工は間接工ですよね。 【本来なら、機械工・組立工と同じように、修理工賃金・手当勘定が存在するのですが、本問では省略されています。分かりにくいですよね。】 ただ、修理工の賃金が行き先は製造間接費勘定なのはお分かり頂けると思います。 実は問題文の7と9も同様です。 ★以上から、製造間接費勘定借方(どっから来たの~?側)では間接材料費+間接労務費+間接経費となっており、間接労務費の内訳は、 ・直接工間接賃金360 ・直接工手待賃金14 ・修理工賃金200 ・工場倉庫係賃金180 ・製造関係事務給料166 合計920 となっているのです。 (仕掛品勘定借方も直接労務費2,200となっています。これは直接工直接賃金ですね。) 【補足に対して追記】 んー、そうですね・・・ 確かに注意深く見なければ分かり辛いのですが・・ ・「賃金」であること。 ⇒すなわち、給料である9は別勘定と推測できる。 ・「賃金・手当勘定」の借方に「当期支給額2,500」が印刷されている。 ⇒当期の支給額2,500の行先を貸方に書くべき。すると、当期の支給額は問題文4にて直接工に対する支給額だと推測できる。 ・後は感覚的に・・・5を勘定に含むとしたら、()がひとつ足りない、製造間接費勘定の貸借が一致しない。 ⇒他に賃金勘定があるのかも!?という仮説が立てられる。 こんなところでしょうか。 不親切な問題ですよね。たまにこうやってタイムロスを狙われるので、 すぐに分からない問題は飛ばすべき!というのはこのような理由によります。 ご参考になりましたら幸いです。
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